希望のせて いざ出走 東高出身・久木さんと冨田さん 富士山女子駅伝に出場 最高峰の舞台で躍動 恩返しに力走誓う
投稿日時:2020年12月22日(火)
8年目の開催となり、年末の風物詩として定着し始めている「富士山女子駅伝」。
男子での「箱根駅伝」のような位置づけで各大学がしのぎを削る同大会に、二人の市内出身ランナーが出走を予定している。
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共に東舞鶴高陸上部出身の選手は、佛教大2年の久木柚奈さん(20)=㊤写真=と、京都光華女子大1年の冨田彩水さん(19)=㊦写真中=の二人だ。
久木さんは京都府国立・公立高等学校陸上競技対校選手権大会3000メートルで1位、冨田さんは同大会で4位となるなど、東高在学中から好成績を収めていた二人は大学進学後も鍛錬の日々を送り、見事大会出場メンバーに名を連ねた。
富士山女子駅伝には、全国から22チームが出場。実業団の駅伝を含めて全43.4キロメートルは女子駅伝最長で、女子駅伝では類をみない過酷なコース設定となっているという。最終区間に待ち受ける高低差169メートル、ビル50階分を登りきる『魔の坂』など、随所に見どころのあるレースは全国TV中継される。
大会出場に向けて久木さんは、「1区を走った10月の仙台女子駅伝では、前半の転倒もあり本来の走りができず悔しい思いをした。今大会では前回の悔しさをぶつけ、次こそ応援して下さる方に恩返しのできる走りをしたい。全国の舞台に立つだけで満足せず、各校の強い選手としっかり勝負して、チームの目標である8位入賞ができるよう頑張りたい」と意気込みを述べた。
一方、冨田さんは、「体調管理に気をつけ、万全のコンディションで臨めるよう努めたい。今まで支えてもらった人に感動を与えられるよう、また感謝の想いが伝わる恩返しの走りができるよう、1日1日を大切にトレーニングをしていきたい」と強い気持ちを込めた。
二人を指導した東高陸上部顧問の大槻寛史さん(53)は久木選手を、「スピードがあり、天性の素質を感じさせる選手だった」と振り返り、冨田選手については「強い意志と向上心を感じさせた選手だった」と評し、「富士山駅伝では、地元舞鶴の方々の応援を追い風にして頑張ってもらいたいです」と二人にエールを送った。
大会は、12月30日午前10時に号砲。午前9時50分~12時40分、全国フジテレビ系列で放映予定。地元の星が躍動する姿を、テレビの前で応援しよう。
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