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2023年 新年のご挨拶『輝かしい 明日を信じて』

2023年 新年のご挨拶『輝かしい 明日を信じて』

投稿日時:2023年01月01日(日)

 新年あけましておめでとうございます。新春のよき日を、ご家族おそろいでお迎えのこととお慶び申し上げます。
 コロナ禍社会も3年が経過。当初の混乱は収まったと感じ始めていた昨年2月、ロシアによるウクライナ侵攻が突如始まりました。はじめは短期間での終結が予測されていた戦闘ですが、今や出口の見えない泥沼状態となっています。
 そんな世相を反映し、昨年末に選ばれた「今年の漢字」は「戦」に。米国同時多発テロが発生した2001年以来の一字になりました。北朝鮮による度重なるミサイル発射や現実味を帯びつつある台湾有事など、我が国を取り巻く環境はキナ臭い情勢になっていると言わざるを得ません。また、長引くコロナ禍に加え、円安の進行やウクライナ情勢の影響でもたらされた物価高など、重苦しいニュースばかりが流れる日々だった2022年。社会を暗く覆う霧が中々晴れないまま迎えた年末に、目の覚めるような出来事がありました。サッカーW杯での日本代表チームの躍進です。
 下馬評を見事に覆して、日本代表はドイツ・スペインと、立て続けに強豪を撃破。とりわけ、スペイン戦で決勝ゴールをアシストした「三笘の1ミリ」と呼ばれるプレーには、「諦めない気持ちの大切さ」という人生訓が凝縮されていました。どんなに劣勢でも、勝利を信じて強敵に立ち向かった選手たち。その姿に私たちは、そうした気概を持って臨めば、人生の難局もまた乗り越えられると感じさせられたのではないでしょうか。
 一生懸命に努力し挑戦する人の姿には、誰しも心打たれます。本紙は今年も変わらず当地の「輝く人々」にスポットを当てていくことで、昨年末に感じたような「まちの元気」を作り出して参りたいと思います。読者の皆様の変わらぬご愛顧を心よりお願い申し上げます。


令和5年1月1日
㈱舞鶴市民新聞社 代表取締役・松本 泰

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