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NHK杯全国高校放送コンテスト 日星高放送部が初出場【舞鶴】

NHK杯全国高校放送コンテスト 日星高放送部が初出場【舞鶴】

投稿日時:2005年06月24日(金)

表彰状などを手にする丹羽さん(左)と東野さん

 舞鶴市上安久の日星高校(北村司郎校長)の放送部が、7月22日から東京都内で開かれる「第52回NHK杯全国高等学校放送コンテスト」の朗読部門に、府代表として出場することが決まった。3年生部員の丹羽梢さん(17)=矢之助町=が府コンテストの同部門で1位、同部員の東野公美さん(同)=宮津市由良=が3位で、全国大会への切符を手にした。同高放送部がNHK杯全国大会に出場するのは初めてとなる。府コンテストは6月11、12日に宇治市の文教大学で開かれ、朗読部門には132人が出場、その中から21人が決勝に進んだ。同部門は5つの課題の中から1作品を選んで読み、発音やマイクコントロールなどが審査される。丹羽さんは幻想的なSF小説で知られるレイ・ブラッドベリの短編集『2人がここにいる不思議』の中の「ゆるしの夜」、東野さんも同短編集の「最後のサーカス」を選んだ。決勝では、芥川龍之介の「トロッコ」の朗読も課された。朝と昼にお祈りの言葉を読むことを普段の活動とする同高放送部が、NHK杯に参加を始めたのは2年前から。部員が増えたのをきっかけに、力を試そうと挑戦することにした。昨年の府コンテストで予選落ちした際、「もっと大きな声で」とアドバイスを受け、大会に向けて近くの文化公園体育館の坂を走って登り、丘の上で情景を思い浮かべながら、課題原稿を大きな声で読む練習を繰り返した。2人ともブラッドベリの文章の美しさを気に入り、選んだ。部長を務める丹羽さんは「予選突破だけを考えていたので、1位の結果は信じられなかった。全国大会では自分の力を出し切りたい」、東野さんは「予想外のことで実感がないけれどうれしい。次は当たって砕けろの気持ちでのぞみたい」と話していた。また、放送部は部員5人だが3年生部員が抜けると1年生1人となるので、部員の確保が目下の課題という。丹羽さんは「これを機会に部をアピールして部員を増やしたい」としている。

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