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陸前高田へ本寄贈を 眞下幸代さんと友人たち、現地へ 11月21~23日 住民から必要な支援聞く 本の提供、協力呼びかける【舞鶴】

陸前高田へ本寄贈を 眞下幸代さんと友人たち、現地へ 11月21~23日 住民から必要な支援聞く 本の提供、協力呼びかける【舞鶴】

投稿日時:2014年10月17日(金)

本を贈る予定の陸前高田市立図書館(眞下さん提供)

 引土の飲食店経営の眞下幸代さん(63)と友人たちが、東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の支援活動を続けている。今年3月には、自宅を再建した同市の男性を撮影したドキュメンタリー映画の上映会を企画した。その収益金などを使って図書の寄贈をするほか、被災者たちの現状を聞き必要な支援を探る。11月21日~23日に現地に向かう。本の提供を呼びかけている。震災直後から、陸前高田出身で舞鶴在住の男性に協力することで支援を始めた。津波で夫を亡くした同市の雑貨店店主の女性とも知り合い、物品販売を通して支援したり、陶芸家の高井晴美さんらとともに一昨年と昨年、同市を訪れ仮設住宅などを回った。同市気仙町で自宅が浸水し、息子を失くした農林業の佐藤直志さんが、仮設住宅に入らず自宅に留まり、新しい自宅を再建するまでを追った映画「先祖になる」(池谷薫監督)の上映会を友人たちと開き、多くの市民に見てもらった。こうした取り組みが縁で、佐藤さんと一緒に活動し映画にも出演した気仙町の菅野剛さんと交流するようになった。菅野さんからはまだ気仙町には人が戻っておらず、小学校では教材が不足していると説明され、支援が行き届いていない人や団体の話を聞いてほしいとアドバイスを受けた。被災した市立図書館に代わって、企業の支援で作られた図書館と、市民グループが運営する気仙町にある「にじのライブラリー」に本や支援金を贈ることを決めているが、眞下さんは「つながりのできた陸前高田の人たちから話を聞き、必要とされる支援を見つけ、継続していきたい」と話す。協力を呼びかけている本は文庫本以外なら新刊本、古書を問わない。【問い合わせ】電話090・3267・8341、眞下さん

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