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近畿で1勝が合言葉<br>(西高女子卓球部)団体戦で近畿大会出場<br>コロナ禍でさらなる団結 チーム一丸で未踏の舞台へ

近畿で1勝が合言葉
(西高女子卓球部)団体戦で近畿大会出場
コロナ禍でさらなる団結 チーム一丸で未踏の舞台へ

投稿日時:2021年06月18日(金)

3年生2人(前列中央)が中心となりチームをけん引する

 西舞鶴高の女子卓球部が、京都市体育館(京都市)で6月5日に行われた全国高校総体・近畿高校卓球選手権大会の府下二次予選で1勝し、ベスト8に入った。この結果により同部は、近畿大会への出場権を獲得。「近畿で一勝」を合言葉に、部員たちが練習に熱を入れている。

 同部は両丹大会で、府下屈指の強豪である福知山成美高に破れたものの準優勝。駒を進めた府下二次予選では、京都市内の強豪校、桂高に3対0で快勝。続く2回戦では府下予選で準優勝した洛東高に力負けしたものの、府下8強に入った。
 同部顧問の田口晃貴教諭(36)は「すべて選手たちの力。一丸となって近畿出場を勝ち取った生徒たちを誇りに思う」と部員らの活躍に目を細めた。
 近畿大会に出場する団体戦のメンバーに入ったのは、主将を務める坂本奈々美さん・副将である松田実侑さんの3年生2人と、小笹乃々華さん・田村明子さん・宮入かれんさん・谷奥彩花さん・永木結花さん・森田瑞季さんら6人の2年生を合わせた8人。
 2人の3年生を中心にした団結力の強いチームを田口顧問は「本当に頼もしい。二次予選での桂高戦も、結果は圧勝に見えるが薄氷の勝利だった。勝利を引き寄せたのはチームワーク」と評する。
 姉の影響を受けて小1から卓球を始めたという松田さんは、青葉中の出身。中学時代には目立った成績を残せなかったが、2歳上の姉が西高から近畿大会に出るなどする姿に発奮した。
 しかし西高に入り主力選手となってから、コロナ禍に襲われた。
 「試合が組めず、試合勘がなかなか養えなかった」と松田さん。それでもチームのポイントゲッターとして、要所で勝利をもぎ取り、近畿大会出場に大きく貢献した。3年生として出る大会では、「10人の部員すべての力を結集して勝ちに行きたい」と力強く話した。
 一方、主将の坂本さんは、高校入学後に卓球を始めた「初心者」だった。城南中では文化部だったが、入学後に見学で立ち寄った部の雰囲気を気に入り入部。以来、卓球の面白さにのめりこんでいったという。
 コロナで部活動は制限されたが、限られた時間の中で練習の質は高まった。坂本さんは「チームの意見をまとめていくのは大変だけど、それぞれが刺激し合える良い環境になっている」と話し「まずは初戦を突破し、近畿でも戦えるんだということを後に続く後輩たちに示したい」と意気込んだ。
 近畿大会は丸善インテックアリーナ大阪(大阪市)で7月27日に開幕する。同部の躍進を期待して見守りたい。

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