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躍動の夏へ<br>(日星レスリング部)池田さん、高橋さんがインターハイへ<br>「レスリングの街 舞鶴」いよいよ体現

躍動の夏へ
(日星レスリング部)池田さん、高橋さんがインターハイへ
「レスリングの街 舞鶴」いよいよ体現

投稿日時:2021年08月17日(火)

練習に汗を流す二人

 日星高レスリング部の2選手が、福井県で8月21日から開催されるインターハイのレスリング競技に出場する。同部から複数の選手がインターハイ個人戦に同時出場することは初めてのことで、関係者らに喜びが広がっている。

 インターハイに出場するのは、いずれも3年生の池田拓人さんと高橋凱峰さん。
 1年生で出場した一昨年の大会でベスト16に残った池田さんは、55㎏級での出場。
 一方、今回が初めてのインターハイ個人戦出場となる高橋さんは、最重量級の125㎏級で出場する。
 長年に渡って当地のレスリング界をけん引してきた三村和人さんが勇退し、代わって同部顧問に就任した山田来哉さんは「三村先生に築いていただいた土台の上に、底力がついてきたことを実感している。二人には練習の成果を存分に発揮してもらいたい」と期待を寄せた。
 体重がおよそ93㎏と、この階級では最軽量となる高橋さん。場合によっては、相手選手が30㎏程度重いこともある。府予選でも、自分より大きな選手たちを下してインターハイ出場を勝ち取った。
 「自分の持ち味はスピード。とにかく動き回って相手を疲れさせる試合運びを徹底したい」と高橋さん。大会に向けての抱負を「3年間で培ったものをすべて出し切って戦い抜きたい」と話した。
 一方、2度目のインターハイ挑戦となる池田さんは「まずは大会が開催となって、とてもありがたい」と大会そのものが中止になった昨年を振り返り感謝を述べた。今のところ、高校で選手生活に終止符を打つことを決めているという池田さんは、「監督、コーチ、チームメイト、家族と、周りの支えでここまで来ることができた。特に、全面的にバックアップしてくれた両親には感謝が尽きない。みんなに恩返しができるよう、精一杯力を出し尽くしたい」と力を込めた。
 それぞれの思いが交錯する最後のインターハイ。輝かしい二人の夏は、後に続く後輩たちの道しるべとなるに違いない。

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