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荒木優香消防士 最優秀賞−女性の視点で意見発表

荒木優香消防士 最優秀賞−女性の視点で意見発表

投稿日時:2016年10月11日(火)

 市政記念館で4日「舞鶴市消防職員意見発表会」が開催された。同会は市消防職員が日頃の職務を通じて体験したことや提案などを発表することを目的とし、今年で19回目となる。今年は西消防署、東消防署の勤続年数2年から5年までの9人が発表、消防士となってから感じる自身の意識変化や理想と現実とのギャップ、防犯防災についての提案などが発表された。最優秀賞に選出されたのは東消防署警備2課の荒木優香消防士(21)。荒木さんは2年半前に市で初となる女性消防士として職務についた。その経験を基に「女性職員として」をテーマに発表、ある施設に防火指導に行った際、参加した9割が女性であった経験を踏まえて、災害では女性や子どもたちだけで対応しなければならないこともあることから「女性だけの自衛消防訓練」を提案。女性が積極的に協力することで地域防災の輪が広がると発表した。前例の少ない女性消防士であることの不安やプレッシャー、現場でのジレンマを素直に伝えたことが最優秀賞へとつながった。荒木さんは「職場で力のの差を感じたり、現場において活動に制限がかかるなど、やりきれない思いになることもあります。夢を持って入ったので理想と現実とのギャップはありますが、それを踏まえても、とても魅力のある仕事で、充実感を感じます」と話し「(受賞は)嬉しいです。緊張しました」と受賞の喜びを語った。

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