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若きエースが躍動

若きエースが躍動

投稿日時:2018年12月25日(火)

笑顔で表彰状を手にする前さん(左)と篠田さん

 倉谷の舞鶴グリーンテニスクラブ(寺内寿明代表)に所属する篠田拳汰さん(11)と前心之助さん(10)が、硬式テニス大会の男子シングルスで、共に予選で優勝するなどの活躍をし、来年開催される関西地区大会(篠田さん)、全国大会(前さん)へ出場することが決まった。上位大会でも力を出し切ろうと練習に取り組んでいる。

 中筋小5年の篠田さんは11月に京都市で開かれた「ダンロップスリクソンカップ全国選抜ジュニアテニス選手権大会」(日本テニス協会が主催)の京都府予選に出場。1位で通過し、来年2月に大阪市で開催される関西地区大会への出場権を手にした。「コーチからフットワークを早く、足を動かすようにアドバイスをもらっていた。試合では集中してアドバイスを守ったから勝てたと思う」と話す。篠田さんは、両親がテニスをしていたことから同クラブで4歳から硬式テニスを始めた。舞鶴を離れた時期もあったが、戻ってからも同クラブに所属し続けている。「関西地区大会ではベスト4を目指して全国に進みたい」と意気込みを述べた。三笠小4年の前さんは11月に京都市で開かれた「ニュージェネレーションテニス石黒杯・JPTAオールジャパンジュニアテニストーナメント」(日本プロテニス協会主催)の近畿地区大会に出場。1位で通過し、来年2月に北九州市で開催される全国大会へ出場権を手にした。「試合ではポイントを取られても怒らずに冷静に試合に取り組めたことが優勝に繋がったと思う」と話した。前さんは、ソフトテニスクラブ「舞鶴ひまわりクラブ」で5歳からテニスを始めた。小2で硬式テニスに転向し同クラブで練習を重ねている。「ソフトテニスと違って硬式テニスのシングルスは1人。勝っても負けても自分1人の責任。そこが自分に合っています。全国大会ではまずは1回戦を勝ちたい」と力を込める。同クラブでコーチを務める大滝直義さん(43)は「2人の成績はうれしいが、試合に対して勝ちにこだわっていけば、能力的にはもっと上を目指せる。今後も全国の舞台で活躍してほしい」と期待を寄せている。
(井上 務)

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