最新の記事

  

舞鶴の二刀流 夢へ向け一歩 共楽少年野球ク 田村俊介君(中舞鶴小) 投打で大活躍 明徳義塾中へ【舞鶴】

舞鶴の二刀流 夢へ向け一歩 共楽少年野球ク 田村俊介君(中舞鶴小) 投打で大活躍 明徳義塾中へ【舞鶴】

投稿日時:2016年03月18日(金)

 共楽少年野球クラブの田村俊介君(12)=中舞鶴小学校6年=が、4月から野球強豪校の明徳義塾中学校=高知県須崎市=に進む。近畿ナンバーワン投手とトップクラスの打者として評価が高く、2015年の公式戦では何度も完全試合とノーヒットノーランを達成し、チームの仲間と優勝を分かち合ってきた。見守ってきた関係者の応援を受け、春から新しい舞台でスタートを切る。(青木信明)田村君は左投げ、左打ち。身長172センチの飛びぬけた体格から繰り出すストレートは最速125キロで、左特有の対角線に投げ込むボールで三振をとる。今シーズンは1、2月の高槻杯の4回戦とブロック決勝戦など3度の完全試合を達成したほか、昨年3月の中信杯では2~5回戦までの5試合続けてノーヒットノーランを果たした。34試合に投げ、三振276個を奪った。バッティングではスイングスピードの速さで長打力と、チャンスでは走者をかえすミートのうまさを兼ね備え、打席数280で安打102本、打率4割6分6厘、本塁打30本をマークした。3打席連続ホームランで強打を見せつけた。チームは2014年には西日本大会に初出場で準優勝し、今シーズンは大きな大会に出るごとに、キャプテンを務めた田村君とチームメートたちが自信をつけて成長し、近畿秋季京都府大会や高槻杯など数多くの大会で優勝を飾った。チーム全体での練習のほか、自宅では家族の協力を得てバドミントンの羽を使ってティーバッティングや走り込みなどし、黙々と練習に取り組んできた。西川幸満監督は「とにかく野球が好きで一生懸命練習する。チームのみんなのことを考える優しさもある一方、試合になると相手に向かっていく。恵まれた力を持っているので、甲子園出場を通過点にしてプロを目指してほしい」と励ましている。このほど6年生選手を送る卒団式が中総合会館であり、田村君ら5人が後輩や保護者たちから祝福を受けた。田村君は「最後の高槻杯でいい成績を残して共楽を卒業しようと思っていたので、みんなと優勝を喜びあえたのが一番の思い出です。在籍した7年間短くも感じました。中学ではレギュラーになり全国大会に出られるようにしたい」と話した。明徳義塾中学野球部は全国大会4度の優勝、同高校野球部は春夏合わせて甲子園に31回出場し、うち夏に一度優勝している。

この記事をシェア!
Management BY
舞鶴市民新聞
当サイトは舞鶴市民新聞社が運営しています
ページトップへ