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舞鶴引揚記念館「語り部の会」設立 養成講座修了者ら4月24日から活動スタート【舞鶴】

舞鶴引揚記念館「語り部の会」設立 養成講座修了者ら4月24日から活動スタート【舞鶴】

投稿日時:2005年04月19日(火)

設立総会であいさつする真下会長


 引き揚げの歴史を後世に語り継いでいこうと、市主催の語り部養成講座を修了した人たちが、舞鶴引揚記念館「語り部の会」を設立し、4月16日、三浜の大浦ハイランドで設立総会を開催した。修了者28人の内25人が入会した。平の引揚記念館を拠点として、来館者に説明する活動を中心に取り組む計画を話し合った。同24日からスタートさせる。養成講座は昨年5月から3月までの計10回開き、市内はじめ、京都市や茨木市などの31人が受講した。設立総会には20人が出席。活動計画として記念館での説明、講演会への講師派遣、養成講座への協力、会員の研修会などを確認した。記念館での説明は毎日開館時間に合わせて、会員ができる範囲で担当する。また、会長に真下正さん、事務局長に谷口榮一さんを選んだ。会員たちは「子供たちにわかりやすく伝えたい」(徳永悦子さん)、「記念館でごみ拾いをしている間に体験者から聞いた生の声を伝えたい」(岩田鶴松さん)、「宝塚市に住んでいて記念館で活動できませんが、紙芝居を作って身近な所で子供たちに紹介したい」(高橋潤さん)と抱負を語った。真下会長は「息長く活動していければ」と話していた。市と市教委は平成17年度舞鶴引揚記念館「語り部」養成講座を5月~来年3月まで開催する。受講者を募っている。講座は抑留体験者の話を聞いたり、時代背景などを学ぶ内容で全10回。会場は大浦会館など。近代史に興味があり、修了後は語り部として活動する意欲のある人。定員は10人程度(先着順)。無料。申し込みは4月20日~5月13日に、はがきかFAXなどで。住所、氏名、性別、年齢、電話番号を明記し、市教委社会教育課(〒625―8555北吸1044、FAX62・9897)へ。
【問い合わせ】電話66・1073、同課。

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