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舞鶴の宝 日本の星へ ~レスリング内田さんJOCエリートアカデミーに内定

舞鶴の宝 日本の星へ ~レスリング内田さんJOCエリートアカデミーに内定

投稿日時:2020年02月11日(火)

 城北中1年の内田颯夏さん(舞鶴レスリングクラブ所属)が、日本オリンピック委員会によりJOCエリートアカデミー13期生の内定を受けた。内田さんは4月から練習拠点を東京に移し、トップアスリートへの道を歩むことになる。

 同アカデミーは、将来オリンピックをはじめとする国際競技大会で活躍できる選手を恒常的に育成することを目的とし2008年に設立。ジュニア期におけるアスリートの発育・発達に合わせ、トップアスリートとして必要な「競技力」「知的能力」「生活力」の向上を目指している。対象は中1から高3のジュニア選手で、競技の体力面や技術面向上を目指すだけではなく、競技に対する心構えや態度、海外で活躍できるようにするための語学力の向上など、多岐にわたる教育を受ける。この春から家族と遠く離れて競技に打ち込むことになる内田さんは、「舞鶴を離れるのは心細いけど、賛成してくれて応援してくれる家族のためにも頑張る」と力強い。何から何まで力強くサポートしてくれる両親への感謝を述べつつ内田さんは「これからは洗濯も自分でやらなきゃいけない。私生活をしっかりと出来るようになって、夢に向かって頑張りたい」と笑顔を見せた。小一から内田さんを指導する三村和人さん(舞鶴レスリングクラブ)は、「彼女は努力の天才」と評し、「幼少の頃より決して才能を感じるタイプではなかったが、一つの目標に打ち込む姿勢には目を見張るものがある。今回の内定によって、内田はレスリングが努力の報われるスポーツであることを証明した。長い間練習を共にした内田が巣立つのは寂しいが、彼女の飛躍が後進の光になる」と今後の活躍に期待を込めた。

【市優秀スポーツ賞 市長も激励】

 舞鶴市役所で10日、内田さんのJOCエリートアカデミー13期生内定の報告会と市優秀スポーツ賞の授与式が開かれた。式には三村さんと内田さんの両親らも参加。同賞授与式を終えると、多々見良三市長や奥水孝志教育長らは内田さんの快挙の報に相好を崩し、終始和やかな雰囲気で歓談した。オリンピックイヤーに飛び込んできた朗報。当地の宝が日本の星へと飛躍することを願い、活躍を見守りたい。

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