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神社の鳥居などの来年用大注連縄づくり 吉原地区で迎春準備の風物詩【舞鶴】

神社の鳥居などの来年用大注連縄づくり 吉原地区で迎春準備の風物詩【舞鶴】

投稿日時:2007年11月13日(火)

余分な藁をはさみで切るメンバーたち

 吉原地区の住民で作る吉原大注連縄会(長崎忠雄会長、25人)が、神社の鳥居などに掛ける来年用の大注連縄づくりに取り組んでいる。早朝から東吉原の水無月神社に集まって作業する様子は、迎春準備の風物詩になっている。作業は仕上げに向かっており、12月中旬から各神社に掛けて回る。  漁業や水産関係者が多い吉原で長年、操業の安全と大漁を祈願して伝わる取り組み。現役や引退した漁師、地元の女性たちが共同作業でつくる。丁寧な仕上がりが評判となり次第に依頼が増え、いまは朝代神社や松尾寺などに奉納する。会員たちは高齢化しているが熱心に続けている。  9月中旬からもち米の藁のごみを取り除いた後、先月(10月)10日ごろから男性7人が神社に集合し、息を合わせて3本の束を縒って一本の太い注連縄にした。長さ約3~8メートルのものを約60本作る予定で、11月10日までに大部分を完成させた。同10日には女性7人が余分な藁をはさみで切る作業をし、最後の仕上げにかかっている。  田中千里さん(69)=東吉原=は「大注連縄づくりの時期が来ると年の瀬が迫ってきたと感じます」と話していた。

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