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物故会員偲びスナップ写真集を自費出版 「七日市みのり会」副会長の冨田さん【舞鶴】

物故会員偲びスナップ写真集を自費出版 「七日市みのり会」副会長の冨田さん【舞鶴】

投稿日時:2006年10月20日(金)

写真集を手にする冨田さん

 七日市地区の老人クラブ「七日市みのり会」(天野敏弘会長、会員50人)の副会長、冨田良行さん(82)がこのほど、物故会員や現会員のスナップ写真集「あの日の笑顔」(A4判、58ページ)を自費出版した。「今は亡き会員の皆さんの供養と、会員のより一層の親睦を深めることに役立てれば…」と話している。  みのり会は、昭和39年に中筋老人会として結成された。当時は中筋校区の八字地区の合同の老人会で、同50年に七日市地区だけの「みのり会」となった。同会では、中筋老人会時代からの物故会員名簿を作成、平成17年度末で81人を数えている。また、毎年秋に慰霊の法要を営み供養している。  冨田さんは、平成2年から11年まで、みのり会の会長を務め、物故会員の思い出を集めた文集の出版を提案した。しかし、原稿が集まらず、また、冨田さん自身も家庭の事情などで多忙となり、この計画は一時断念した。16年になって、毎月1回の例会で、文集ではなく写真集にすればと気づき、写真の提供を呼びかけることを決めたという。  写真集には、物故会員の遺族や知人らから提供された、ありし日を偲ぶスナップ写真と現会員の写真合わせて80点を掲載している。物故会員の写真は、昭和33年ごろの親睦旅行での記念写真や各行事で撮影した写真などが集められた。また、中筋老人会からの「みのり会」の歩みを記した年表も掲載されている。500部作成して、会員や近隣の老人会に配布した。  冨田さんは「やっと長年の思いが実現できました。物故会員のなかには、私たちが子供のころに世話になった人たちも多く、よい思い出になります」と話している。

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