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来年10月に舞鶴で国民文化祭、豊かな個性結集 大型記念オブジェ制作へ小学生も協力し陶板づくり【舞鶴】

来年10月に舞鶴で国民文化祭、豊かな個性結集 大型記念オブジェ制作へ小学生も協力し陶板づくり【舞鶴】

投稿日時:2010年06月25日(金)

高井さんに教わり陶板を作る大浦小3年生たち

 来年10月に舞鶴で開かれる第26回国民文化祭・京都2011を記念して、市内在住のアーティストたちが中心となって大型記念オブジェを制作する。その作品に多くの子供たちや市民に関わってもらおうと、陶芸家たちが小学校を巡回して陶板づくりを指導している。小学生たちは思い思いのかたちの陶板に仕上げている。同文化祭の赤れんがアートフェスティバル事業の1つとして、未来への希望を託したイメージで「始まりの時」と題した作品をつくる。高さ5メートル、幅4メートルの卵型の形をし、周囲に陶板を張り付ける。舞鶴在住の作家グループ「アノ・ソノ・アート」が制作し、北吸の市役所前の芝生に設置する。陶板1100枚の内、全20校の小学校を回って約900枚を作ってもらう。今月から陶芸家3人が手分けして各学校を訪れている。6月21日は成生在住で同フェスティバル企画委員長の高井晴美さんが、地元の大浦小で3年生15人に指導。子供たちは粘土を15センチ四方の板に伸ばし、竹ベラで星やリボンなどの形にし、土をつけて自分の顔や花などを描いた。3年生の野村幸吉君は「細かい部分が難しかった。みんなに見てもらえるのは恥ずかしいけれど少しうれしい」と船の陶板を作った。高井さんは「子供たちの作品は個性があっておもしろい。もらったエネルギーを作品に結集させたい」と話す。陶芸館でも小学4~6年生を対象に陶板づくり教室を随時開く。来年3月末までに色付けし焼き上げる。

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