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本社など後援で7月17日「地球のステージ」 精神科医の桑山さん(山形市)がライブ、12日から写真展も【舞鶴】

本社など後援で7月17日「地球のステージ」 精神科医の桑山さん(山形市)がライブ、12日から写真展も【舞鶴】

投稿日時:2010年06月29日(火)

 紛争や貧困の中にあっても笑顔で生きる子供たちの姿を知ってほしいと、世界各地で医療支援活動をする精神科医の桑山紀彦さん=山形市在住=のライブ「地球のステージ」が、7月17日午後6時半から浜の市商工観光センターで開かれる。これまでに出会った人々や世界で起きている現実を、自作の歌と映像で伝えている。活動に共感した市民が企画、協力の輪が広がっている。12日から北吸の市役所ホールで、パレスチナ・ガザの活動を撮影した写真展を開く。舞鶴市民新聞社など後援。桑山さんは東ティモールなどの紛争地やイラクでの地震の被災地などで、心に傷を負った人たちのケアを中心として医療支援に取り組む。この20年間に約60カ国を歩き、NPO法人地球のステージを設立し、パレスチナに現地事務所も開設した。その一方、堅苦しい講演形式でなく、現地で撮影した映像とメッセージを込めた自作の歌でライブ活動を1996年から全国各地で始めた。昨年は開業するクリニックでの診察のかたわら、250カ所を回った。舞鶴で主催する実行委員会代表を務める森の橋本希久子さん(54)が昨年7月、京丹後市での公演を見て心を動かされた。獣医師の夫、久典さんが新しい生き方を求めて医院を閉め、畜産振興のため国際協力機構(JICA)の派遣でアフリカ・ザンビア共和国とバングラデシュで活動したこと、そしてザンビアへの2度目の派遣の2006年、志半ばで現地で亡くなった経験が重なった。公演は1~5番のシリーズの内、ソマリヤやガザなどの様子を伝える一番を演じる。友人や市民グループなどの支援を得て、協賛金の呼びかけやチケット販売に協力が広がっている。ライブに先立つ12日~16日は市役所1階で、09年1月の停戦期間中のガザでの活動の写真を展示する。橋本さんは「戦争で親を亡くした子供たちも登場しますが、助け合う気持ちや夢を持っている姿に、日本とどちらが心が豊かなのかと思えてしまいます。子供から大人まで勇気を与えることができるライブを見て、平和のことを考える機会にしてほしい」と話す。料金は大人1000円、高校生以下500円。チケットの申し込みは橋本さん(電話090・5665・1902)。託児もある(1人300円、事前予約を)。

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