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昆布の美味しさ 知って

昆布の美味しさ 知って

投稿日時:2019年03月29日(金)

 昆布の美味しさを知ってもらおうと、老舗昆布問屋「崎田商事」(崎田功社長)が20日、「昆布出汁の取り方教室」を平野屋のフラットプラスで開いた。市民ら13人が参加し、昆布を使った美味しいうどん出汁の取り方を学んだ。同社は初代・崎田松蔵氏が大正時代に創業。日高昆布や利尻昆布など、北海道産を中心とした昆布の卸売業を長年営んできた。平成に入り食品加工業を開始、新ブランド「松蔵」を立ち上げ、へしこや鯖寿司、昆布巻などを販売。また、植和田農園の舞鶴茶とコラボレーションした「へしこ茶漬け」も開発、販売している。日本の食文化である昆布出汁の取り方を覚えて、毎日の食事に取り入れてもらおうと「松蔵教室プロジェクト」を立ち上げた。およそ100年間、昆布と付き合ってきた老舗昆布問屋ならではの出汁の取り方を伝える教室を初めて開いた。第一回目は「利尻昆布」「いりこ」「混合節」を使ったうどん出汁の取り方。崎田社長は「利尻昆布」「日高昆布」などの違いや関東、関西の出汁の取り方の違いなどを説明。実演しながら「昆布に切り込みを入れる」「低温で沸騰しないようにする」「火を消して、フタをして1分蒸らす」「混ぜない」などコツを教えた。参加者は「どのくらいの時間、昆布を水で戻すのか」などの質問をしながら熱心にメモを取ったり、写真を撮ったりしていた。
 うどん(写真)の実食では、出汁の香りに「すごく良い匂い」「全然違う」など感想を述べ合い、2杯目を希望する参加者も多かった。参加した男性は「昆布の風味がすごくして美味しかった。家でも作ってみたいと思うし、色々アレンジしてみたい」と話していた。崎田社長は「多くの方に興味を持ってもらえて良かった。今後も、簡単で美味しい昆布の使い方を発信していきたい」と話した。次回「松蔵教室プロジェクト」の日程は未定だが、同社は開催するとしている。
 [お問い合わせ]TEL:0773・75・0105 崎田商事。

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