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強まれ舞鶴〔まち〕の存在感~時代に即した広報で一歩前へ

強まれ舞鶴〔まち〕の存在感~時代に即した広報で一歩前へ

投稿日時:2020年10月13日(火)

 手軽に情報発信できるユーチューブを活用する動きが、市内でも広がっている。とりわけウィズコロナの社会においては、多彩な情報が得られることから、次第にその存在感を強めている。

 市は、海上自衛隊舞鶴地方総監部の協力を得て、「海上自衛隊体操」の実演を、先月末より動画で公開している。市では、2014年にあった特定健康診査の受診者のうち、生活習慣の改善を促す「特定保健指導」に該当した人の割合が府内で最も高かった。その結果を受けて、市は市民の健康増進に向けて様々な施策を実施しており、今回もその一環。同総監部によると、「海上自衛隊体操」は、およそ90年前に旧日本海軍がデンマークの体操を参考にして考案したものが原型。1960年ごろになって、海自が改良したものが現在受け継がれているという。動画で体操を実演するのは海自隊員。解説が入った画面の中で、二人の隊員がきびきびとした動きを繰り広げる。広い場所が確保しにくい艦船の中でも取り組めるよう、コンパクトな動きで構成されている体操は、自宅で行うことに適している。市は「コロナで外出の機会が少なくなる中、自宅で運動してもらえれば」としている。動画はユーチューブの市公式チャンネルや市特設サイトで見ることが出来る。

【「ひと」の力で まちの魅力発信】

 先月、舞鶴で活躍する様々な人を紹介するチャンネル「舞鶴百花繚乱」が開設された。開設に携わったのは、コワーケーションビレッジ舞鶴の管理人を務める作間宏介さんと、「マリさんの英語かるた」などの活動でおなじみの鷲田マリさんだ。昨年の10月に舞鶴へ越してきて、「舞鶴には面白い人がたくさんいるな」とまず感じたという作間さん。しかし、その一方で「それをうまく発信できている人が多くはないと感じた」と振り返った。その上で沸き上がってきたのは「そうした人たちのことをしっかりと伝えることが出来れば、舞鶴はもっと面白くなるんじゃないか」という思いだった。そんな作間さんの想いに共鳴したのが鷲田さんだった。「舞鶴の人はシャイで、あまり語ろうとしない」と常々感じるという鷲田さん。「ひとりでは出来ないまちづくり。点と点を線で結んで、皆の力が作用しあえるよう、色んな才能をむった人たちが一歩前に出やすいような状況を作りたいと思った」と力を込める。現在、チャンネルでは4本の動画が公開されており、今後も順次作成し、公開する予定だという。

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