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平飼いで安全・こだわりの卵づくり 西方寺の養鶏農家・霜尾さん【舞鶴】

平飼いで安全・こだわりの卵づくり 西方寺の養鶏農家・霜尾さん【舞鶴】

投稿日時:2004年05月07日(金)

卵を手にする霜尾さんと平飼いの鶏舎

 舞鶴市西方寺の養鶏農家、霜尾政幸さん(48)が、鶏舎内を自由に動き回れる平飼いと、安全な野菜などを独自に配合したえさで、こだわりの卵(有性卵)を生産している。2月に起きた丹波町での鳥インフルエンザウイルス問題で、一時取り引きがストップした業者もあったが、逆に個人消費者の間では安全な卵としての認知が広がった。鶏をなるべく自然な状態で、健康に育つ環境づくりをする養鶏を目指している。霜尾さんは父の代には動くスペースのないゲージ飼いをしていたが、自然農法の実践を見学したことをきっかけに、1982年ごろから徐々に平飼いをする鶏を増やした。現在は家族四人が協力し、5棟で採卵用とヒヨコを含めて5600羽と、市内の養鶏農家5戸の内で最多の鶏を育てている。飼育で気をつけているのは、棟内の羽数を減らして密飼いにしない▽遺伝子組み替えなどのないトウモロコシや国内産の魚粉、天然の牧草などを独自に配合したえさを与えることなど。1棟内を6区画(1区画8メートル×9メートル)に分け、天井から日光が入るようにした。鶏が少ない方が適度に運動がしやすく、地面も乾燥して病気になりにくい環境となる。えさにはビタミン剤や病気予防のための抗生物質などは使っていない。病気になっても抗生物質は与えず、自然に回復するのを待つ。5棟の内1棟では屋外へ出し、地面に生える草も食べさせている。卵の生産は1日約3000個。市内の飲食店、産直グループ、西駅での直売(毎週火曜日)などに出荷し、安全な卵として知られるようになってきた。丹波町で鳥インフルエンザがあったが、市内の消費者がいつもよりも多く直売所で購入した。霜尾さんは「将来は無農薬の野菜くずをえさにし、鶏糞を田畑の肥料にするなど循環型の複合経営を目指したい」と話している。卵は10個入り1パック(Mサイズ)380円。
【問い合わせ】電話83・0695。

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