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市青少協が解散、新組織に改編 時代のニーズに応え子育て支援など 【舞鶴のニュース】

市青少協が解散、新組織に改編 時代のニーズに応え子育て支援など 【舞鶴のニュース】

投稿日時:2003年03月28日(金)

解散を提案する白石会長

 舞鶴市青少年育成協会(白石明会長)は3月25日夜、余部下の中総合会館で総会を開き、時代のニーズに応える子育て支援にも取り組む新たな組織に改編するため解散を決めた。昭和57年の設立から20年間にわたって青少年健全育成活動に取り組んできた市青少協が幕を閉じた。
 総会には、各校区の青少協や関係機関、団体の役員ら約50人が出席。平成14年度の事業報告、決算見込みを承認した後、白石会長が「近年の子育て環境が大きく変化する中、地域社会による子育て支援を市民、行政、関係機関、団体などとともに発展させていくため、新たな育成組織への改編をめざしたい」と、市青少協の解散を提案。出席者の拍手で承認された。
 市青少協の解散を受け、新たな組織として設立される「舞鶴子ども育成支援協会」の発足に向けて、現在の青少協運営委員会で新組織の役員や規約、事業計画などについて準備を進めていくことも承認された。
 新たな支援協会は、各小学校単位で設立する地域子育て支援協議会や関係機関、団体の代表者らで構成、青少年健全育成活動に加え、子育て支援も推進する。発足総会は5月17日に開催する予定。今後、各校区の青少協でも、支援協議会の立ち上げに向けて準備を進める。
 市青少協は、青少年非行の戦後第3のピークと言われた昭和58年の前年に、青少年育成推進市民協議会を発展改編して設立された。当時は、校内暴力やシンナー吸引などの非行が後を絶たず、シンナー撲滅運動に全力で取り組んだ。その後、少年野球、少女バレーボール大会、子ども文化祭などスポーツ、文化行事を通じて、健全育成を図ってきた。

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