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合併20周年にJA感謝祭 初の企画も市民らにぎわい大盛況

合併20周年にJA感謝祭 初の企画も市民らにぎわい大盛況

投稿日時:2017年11月28日(火)

 「合併20周年記念JA舞鶴東支店・青葉支店合同感謝祭2017」が23日、白屋の舞鶴東営農経済センターで開催された。平成9年に舞鶴農協、舞鶴中筋農協を含む9つの農協が合併し「JA京都にのくに」が発足して今年で20年。組合員や地域住民に日頃の感謝の気持ちを込めて楽しんでもらおうと初めて企画した。

 冒頭、「悳華クレインズ‘舞太鼓」がオープニングを飾り、圧倒的な和太鼓パフォーマンスで会場を盛り上げ感謝祭はスタートした。飲食コーナーでは「肉じゃが実行委員会」による肉じゃがや、ジビエ肉が販売された。また、鮮魚即売会ではサザエやハマチなど、水揚げされた鮮魚が並び、組合員や地域住民など多くの市民が訪れた。舞鶴農協茶部会では、地元の子どもに舞鶴茶を知ってもらい関心を高めてもらおうと、「舞鶴カフェでチビッコお茶当て大会」を開催した。舞鶴茶で作られた「緑茶」「京番茶」「ほうじ茶」の3種類のお茶を飲み比べて当てるゲームで、裏千家では「茶かぶき」(名を伏せていれたお茶の種類や産地を当てる)として、七事式という習い事の一つとしてある。大会には与保呂小や志楽小など7人の子どもらが参加した。裏千家の茶道教授である井関通世さんからルールの説明がされ、まずほうじ茶と番茶を試飲した。「匂いが違う。色も違う」などとお互いに話しながら、味や色、香りの違いを感じた。試飲する前は自信のなかった子らは、試飲後には「絶対当てられる!」と自信満々だった。続いて本番が始まり、紙コップにいれた3種類の舞鶴茶が並べられると、子どもらは味や香りなどを確かめながら、どの種類かを書いていった。7人全員が3種類とも当てることができ、最後はジャンケンで松原龍空(りあ)さん(7)が見事1位を勝ち取った。松原さんは「全部当てられて嬉しかった。舞鶴茶はどれも美味しかった」と大満足だった。井関さんは、与保呂小でも月に一度、茶道クラブで児童らに教えており、この日も3人の児童が手伝いに来ていた。来場者にお茶を振る舞っていた与保呂小5年の河地颯太さん(10)は「緊張するけど楽しい。お茶は面白い」と笑顔で話していた。井関さんは「日本茶離れが進む中で、子どもらに楽しみながら舞鶴茶を味わってもらえた。とても盛り上がっていた。いつか学校対抗など大きな舞台でできればと思う」と話していた。舞鶴東支店の永野計一支店長は「多くの人に来て頂き楽しんでもらえたと思う。地域住民の方との交流も深まった。初めての企画でしたが大成功です」と手ごたえを感じていた。その後も舞鶴市民吹奏楽団による演奏なども行われ、訪れた参加者らは秋空のもと感謝祭を楽しんだ。
(井上 務)

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