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内モンゴル出身演奏家、馬頭琴で「スーホーの白い馬」 国語で学ぶ朝来小2年生ら大草原の音楽にふれる【舞鶴】

内モンゴル出身演奏家、馬頭琴で「スーホーの白い馬」 国語で学ぶ朝来小2年生ら大草原の音楽にふれる【舞鶴】

投稿日時:2008年11月25日(火)

児童を前に馬頭琴を奏でるタイピンさん

中国内モンゴル自治区出身で、日本各地で演奏活動をする音楽家、タイピンさん(32)=大阪市=が11月20日、朝来中の朝来小学校(畠中好野校長、224人)を訪れ、モンゴルの遊牧民の暮らしを話したり、馬頭琴で「スーホーの白い馬」などを披露した。児童たちは馬たちが駆ける大草原で生まれた音楽に聴き入った。タイピンさんは内モンゴル芸術大学で音楽を学び、2001年に来日して各地で公演を続ける。また、同じ出身地の音楽家でつくるソロンガ歌舞団の一員として、内モンゴルで井戸掘りのボランティア活動をする余部下の山口年子さんらと、支援コンサートなども取り組み、11月8日、市政記念館でも演奏した。朝来小は国語力の向上を目指した実践校の指定を受ける。国語の教科書で「スーホーの白い馬」を学ぶ2年生41人が、実際に馬頭琴の演奏に触れ物語のイメージを膨らませることにした。 山口さんとともに来校したタイピンさんは民族衣装を身にまとい、「遊牧民は馬を自分の家族として大切にしています」と暮らしぶりを話し、2年生らが「スーホーの白い馬」の一節を朗読したのに続き、草原を数万頭の馬がかける曲などを演奏。また、児童も馬頭琴を弾く体験をした。2年生の松吉あゆさんと細川大翔君は「演奏は難しかった。すごいきれいな音でした」「演奏を聴いてお話の場面が浮かびました」と話していた。

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