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京都府の担い手研修修了で 泉さんからバトンタッチ 入澤さん「赤岩高原卵」生産へ【舞鶴】

京都府の担い手研修修了で 泉さんからバトンタッチ 入澤さん「赤岩高原卵」生産へ【舞鶴】

投稿日時:2015年04月21日(火)

泉さんから指導を受ける入澤さん(右)

 新たな就農者を支援する京都府の担い手養成実践農場事業で、舞鶴市西方寺平に移住してきた入澤祐樹さん(21)が2年間の研修を終え、修了証の交付を受けた。研修を受けた同地の採卵養鶏農家、泉清毅さん(74)から経営を引き継ぎ、「赤岩高原卵」の生産に取り組む。堺市出身の入澤さんは、全国で唯一の有機農業を教える私立農業高校である愛農学園(三重県)に在学中、当時の学園理事長だった西方寺平の養鶏農家、霜尾誠一さんの元で研修を受けた。その後、府の担い手を育成する事業に申請し、泉さんから指導を受けた。泉さんは高齢化で引退を考えていたところ、入澤さんが継ぐことを決め、鶏舎などの設備を借りながら、これまで通り同地区の3軒共同で卵の販売を行なっていく。同地区の集会所で、府中丹農業改良普及センターの軽野豊一所長から修了証書を受け取り、泉さんと霜尾さんが激励をした。入澤さんは「大規模化するのではなく最大でも1500羽までにして、費用を抑え収益を上げるようにし、卵と野菜と米の複合経営をしていきたい」と抱負を述べた。現在、同事業を終えて市内で営農しているのは12人、研修中は4人。

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