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京都北部聴覚障害者の暮らしを考える集い 200人が福祉の向上へともに学び合う【舞鶴】

京都北部聴覚障害者の暮らしを考える集い 200人が福祉の向上へともに学び合う【舞鶴】

投稿日時:2008年11月25日(火)

あいさつする古高実行委員長

聴覚障害者や福祉関係者らがともに学び合おうと、第14回京都北部聴覚障害者の暮らしを考える集い(同実行委員会主催)が11月23日、浜の市商工観光センターで開かれた。舞鶴や綾部など府北部から集まった約200人が、府内の聴覚障害の福祉運動の歩みを振りかえるとともに、災害時や日常の暮らしの中でのコミュニケーション保障について話し合った。聴覚障害者の団体、手話や要約筆記のサークルなどで組織する実行委員会が、府北部の5カ所で毎年持ち回りで集いを開催している。障害者の生活の実情を学び、福祉施策の課題を話し合い、今後の豊かな暮らしに向けて提起することを目的にする。実行委員長の古高雅明さんが「今後我々の生活を更に豊かにするために何が必要か、具体的にまとめることが大切」とあいさつ。続いて京都市聴覚言語障害センター職員の前田定幸さんが記念講演。京都聴覚言語障害者福祉協会が今年設立30周年の記念に出版した『聴覚障害者福祉の源流』(文理閣)の編集委員を務めた。前田さんは、130年前に日本で最初の盲ろう学校ができた京都の歴史を背景に、京都ろうあセンターなどを経て、障害者自らが法人を運営し、多くの人が協力して綾部市内に重度身体障害者授産施設「いこいの村・栗の木寮」などを作った、全国でも例を見ない運動の成果を話した。午後からは分科会で参加者たちが課題などを話し合った。

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