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中筋文化協会が郷土誌発行 地元の80人が執筆協力【舞鶴のニュース】

中筋文化協会が郷土誌発行 地元の80人が執筆協力【舞鶴のニュース】

投稿日時:2003年05月06日(火)

完成させた郷土誌上下巻を手にする池田会長(右)と郷土誌編さん委員会事務局の嵯峨根さん

 中筋文化協会(池田賢二会長)の郷土誌編さん委員会は、中筋地区の郷土誌「中筋のむかしと今」(B5判、上下巻の400ページ)を発行した。地元の約80人が執筆に関わり、約3年をかけて完成させた。中筋の古代から現代までの歴史、村の暮らし、年中行事など幅広い内容を、わかりやすい文章と多数の写真で構成した。子供からお年寄りまで親子3代で読んでもらえるものを目指し、「住民の心を一つに結びつける役割を郷土誌が果たせれば」としている。
 中筋は西地区の中心に位置し、18の自治会と住民3400世帯を抱えている。近年では農地の宅地化が進むにつれ流入人口が増加、旧住民の間でも世代交代が進み、自然景観も大きく変わってきている。
 そんな中、中筋全体の歴史をまとめた郷土誌を作る機運が高まり、また、この作業に多くの人が関わることで地域づくりにも役立てようと、同協会は平成12年に地元の郷土史家らに編さん委員を委嘱。地元の団体や町内からも委員を募り、多くの人が執筆などに協力した。
 編さん事業への関心を高めるため講演会を6回開き、江戸時代に庄屋を務めた伊佐津の水島家の古文書調査を、舞鶴地方史研究会の協力で行うなどし、その成果も盛り込んだ。また、地区内の京街道を調べている中で、享保11年(1727)の丹後国田辺図に書かれていた一里塚と石柱を、京田の街道に確認する貴重な発見もあった。
 郷土誌は田辺籠城戦、江戸のころの村人らの暮らし、近代の紙漉きなどの産業や農業、子供たちの遊びや民話、祭りなど8編からなっている。地誌的な要素も加え、本編に書けなかった話題はコラムの読み物として紹介、池田さんによるスケッチも多用し見やすくなっている。小学校の学習にも活用してもらえるように、内容もわかりやすくした。2000部発行。上下巻セットで2300円。送料は500円。
 池田会長は「新旧の住民がふるさとに愛着を持つには共通の心棒が必要。その心棒の役割を本が果たしたい」、委員会事務局の嵯峨根一正さんは「まず読んでもらえるものをと構想した。同じ中筋でも行事が隣の村で異なるなど比較でき、興味深く作業ができた」と話していた。発刊を記念して6月には執筆者を中心にした行事も計画中。本の問い合わせは嵯峨根さん(電話75・1200)。

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