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ぼくのお父さんは消防士 【舞鶴】

ぼくのお父さんは消防士 【舞鶴】

投稿日時:2016年05月17日(火)

 浜の東消防署で5月13日、日頃の訓練の成果を競う「舞鶴市消防救助選抜会」が開催された。出場した隊員は19歳~43歳の42名の隊員。西消防署の中西孝徳消防士長(28)の宣誓で幕を開けた選抜会では、20メートルの距離に、水平に張ったロープをセーラー渡りやモンキー渡りといった独特の技法で渡る「ロープブリッジ渡過」や、はしご15メートルを一気に駆け上げる「はしご登はん」など基礎訓練2つ、連携訓練4つの訓練で競われた。今回、好成績を残し選抜された14人の隊員は6月30日に開催される京都府消防救助選抜会に出場。8月の全国大会を目指す。堤茂副市長は「日々、活動に取り組む姿、本日の姿を見て大変心強かった。選抜された隊員は舞鶴代表として頑張ってほしい」と講評し、消防士たちに感謝を述べた。はしごを駆け上る1人の隊員を心配そうに見つめる親子がいた。今回、最後の出場と決めた吉田雅哉さん(36)の奥さんと1歳3ヵ月になる息子さんだ。「前にも優勝したことがあるんです」と嬉しそうに語る奥さんは、「最後の大会になるけど、若い隊員さんに負けないように頑張ってほしい」と小さな息子さんと一緒にエールを送った。お父さんの勇姿を見た息子は、今はまだわからないかもしれないが、将来、きっと嬉しそうに友達に自慢するだろう。「僕の自慢のお父さんは消防士なんだ」と。

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