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「沙漠緑化アミダの森京都隊・ロータリーの森」 8月、中国内モンゴル第5次植林活動に参加を【舞鶴】

「沙漠緑化アミダの森京都隊・ロータリーの森」 8月、中国内モンゴル第5次植林活動に参加を【舞鶴】

投稿日時:2009年06月16日(火)

地元の小学生と隊員が一緒に苗木を植える(2008年)

 市民たちで組織する「沙漠緑化アミダの森京都隊・ロータリーの森」(稲田尚隊長)が、中国内モンゴル自治区の砂漠で第5次植林活動のため、8月に現地に向かう。これまで小学生も含め延べ70人が参加し、地元の子供たちも協力して苗木の植樹や剪定に取り組んできた。今回は中国国営テレビの中央電視台がその活動を取材する予定。5次隊への参加を呼びかけている。中国内陸部では森の乱開発や地球温暖化などの影響で、砂漠化が急激に進み、日本の故・遠山正瑛さんが1991年に緑の協力隊を作って緑化活動を開始。その後、NPO法人沙漠緑化アミダの森(広島市)が結成され、300万本以上の植樹の結果、林に戻った地域では麦などの栽培も可能になった。舞鶴からNPOの活動に参加した稲田さんと友人、東ロータリークラブで京都隊を作って、2005年から独自に派遣団を送って毎年活動を続けている。徐々に賛同者が増え、綾部、峰山などの市民も加わり、過去4年間でポプラ450本など計1850本を植え、1万5000本を剪定した。経済発展が進む中国だが内陸部は取り残されており、学校に行けない子供たちも多い。そのため教育支援として、子供たちに苗木を育ててもらい、1本120円で買い取ったり、学校建設の募金にも協力した。中国政府も自ら緑化活動を始めたが国内での関心はまだ低い。5次隊は8月18日~同23日まで滞在し、継続して活動するフホホトやシリンホトの砂漠地帯で植樹や小学校の訪問などに取り組む。今年はロータリー財団から補助を受けた。また、すでに昨年、関係者が舞鶴を訪問し事前取材をした中国国営テレビが同行する。小学生や京都市内からも参加の申し込みがある。稲田さんは「砂漠の現実を自分の目で見て、現地の人たちと草の根交流をすることはとても意義があります」と話す。募集定員は25人。費用は大人15万3000円、中学生13万8000円、小学生11万4000円。締め切りは6月30日。【問い合わせ】電話62・0704、稲田さん

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