友情のマスク  市へ寄贈

友情のマスク 市へ寄贈

投稿日時:2020年7月14日

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多々見市長にマスクを手渡す足立会長(右)

 舞鶴ロータリークラブ(足立清治会長、以下舞鶴クラブ)が2日、姉妹提携を結んでいる台湾台北市東門ロータリークラブ(以下東門クラブ)から届けられた支援物資のマスクを、舞鶴市に寄贈した。



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 ロータリークラブは、1905年に米国シカゴで創設された世界的な慈善団体。現在は、職業や国、文化を超えた120万人を超えるネットワークを擁し、地域社会での草の根活動をはじめ様々な人道奉仕活動を展開している。
 舞鶴クラブは1953年に設立され、白鳥街道での桜の植樹や五老ケ岳頂上の方位盤寄贈、舞鶴少年野球大会の開催など、多岐にわたって地域おこしの活動を継続してきた。国や文化を超えて、世界の人々と国際理解を深めることに重きが置かれるロータリークラブで、舞鶴クラブも国際親善に熱心に取り組んできた。
 東門クラブとの姉妹提携が結ばれたのは1991年。以来、両クラブは5周年ごとに互いのクラブを訪問し、友情を育んできたという。
 来年には30周年を迎える東門クラブ。両クラブのメンバーが節目の再会を心待ちにしている中、新型コロナウイルス感染症が世界を席巻した。



 【思いやりのキャッチボール】



 2002年11月、中国広東省での非定型性肺炎の患者発生に端を発し、アジアやカナダを中心に感染拡大した重症急性呼吸器症候群(SARS)では、台湾は大きな被害を受けた。ウイルスの脅威に戦々恐々となった各国とは裏腹に、日本国内では感染は広がらなかった。
 当時、ウイルス対策に苦慮していた台湾ではマスクなどの物資が不足しており、その報を聞きつけた舞鶴クラブは直ちに動き、マスクと体温計を寄贈。東門クラブと舞鶴クラブとの絆はさらに強固なものになった。
 それから10数年が経過した今年、新型コロナウイルス対策において、以前の教訓を大いに生かした台湾では感染拡大の封じ込めに成功。東門クラブは早くからマスク等の物資が不足している日本の友人を心配していたが、国産マスクの販売規制があったため遅くなったとし、「6月に販売規制が緩和されたので、遅くなりましたが活用してください」とマスクを送ったという。舞鶴クラブでは東門クラブの友情に感謝し、マスクは市に寄贈することを決定した。
 足立会長は、「助け合いの気持ちは本当に身に沁みます。この友情を力に変え、私たちも力強く前を向いていきたい」と笑顔を見せた。