心を一つに  いざ全国~日星高レスリング部 近畿大会で4位入賞

心を一つに いざ全国~日星高レスリング部 近畿大会で4位入賞

投稿日時:2020年2月7日

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気合いの入った表情で全国大会を見据える部員たち

 日星高レスリング部の快進撃が止まらない。創部4年目で輝いた府大会優勝の栄誉。その興奮が冷めやらぬ中、近畿大会で堂々の4位入賞を果たしたのだ。同部は3月に新潟県で開催される全国大会への出場権を獲得した。



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 同部の出場した全国高校選抜大会近畿ブロック予選会は、1月18、19日に奈良県で開催された。
 学校対抗戦は7人がそれぞれの階級に出場し、4勝した方のチームが勝ちとなる仕組み。近畿大会は6府県からそれぞれ2校ずつ出場し、計12チームが敗者復活トーナメント方式で競い合った。
 京都府大会を優勝で通過した同部は1回戦シードとなり、勝ち上がってきた兵庫県1位の六甲アイランド高と激突。同部はこの大一番に7対0と圧勝し、準決勝にコマを進めた。
 続いて行われた和歌山県1位の和歌山北高には6対1で敗戦となったが、ベスト4が確定し全国大会への出場を決めた。
 「部員が一致団結した結果。これ以上ない結果で、選手の頑張りに拍手をしたい」と同部顧問の三村和人さん(59)は、手放しの賛辞を贈った。
 7人の選手はそれぞれ試合を振り返り、今大会の反省と全国大会への抱負を次のように語った。



【選手それぞれに 勝負のドラマ】



 
 【池田拓人選手・51kg級】先鋒としてチームに良い流れを作れるよう責任感を持って臨んだ。結果、全ての試合で勝利できた。周りの応援が力になった。体力面を鍛えて、全国大会でも頑張りたい。
 【新山瑞歩選手・55kg級】大切な試合で力を出し切れなかった。自分本来の動きを出すことが出来ず、責任を感じた。敗戦を糧にして、全国の舞台では自分を出し切りたい。
 【由良琉二選手・60kg級】勝試合ではいつも通りの動きで自分のペースで点を取れたが、攻めきれない試合は相手にペースを持たれて落とした。全国では、一丸となってまず一勝したい。
 【都留暢人選手・65kg級】思った以上に力負けする場面があった。改めて他の選手のレベルの高さを感じた。相手がやる以上のトレーニングを積んで差を埋めたい。
 【加賀本拳選手・71kg級】練習の時の動きが試合で出せていない。自分自身への自信が足りないと感じる。全国では、練習の成果を信じて強気で攻めるよう心がける。
 【平岡拓馬選手・80kg級】ひとつの技に頼りすぎ、研究された試合では封じ込められた。技の引き出しを増やして、競り合った試合に持ち込み僅差で勝ちたい。
 【高橋凱峰選手・125kg級】自分より大きな相手にも臆せず、積極的に動いて自分の有利な体制に持ち込みたい。



 【全国の晴れ舞台へ 心ひとつに】/p>

 「本当に様々な偶然が重なってつかんだ栄誉」と三村さんが評する通り、チームには様々な岐路があった。
 まずすべての階級に選手をそろえることの難しさ。メンバーの少ないチームでは、必然的に誰かに無理が生じる。平岡選手は、80kg級で戦うために13kgの減量に成功。最重量級の高橋選手は、87kgとその階級では「小さな体」で大きな選手に立ち向かう。
 また控えのいないチームではケガもできないが、昨年末にひざを故障した平岡選手は、奇跡的な回復で大会に出場した。
 高校になって柔道から転向した加賀本選手は、キャリアの少なさを猛練習でカバーする。
 一方で、中3時にアジア2位になったという由良選手は、通っていた久美浜高にレスリング部がなく今年になって日星高に転入。現在は朝6時の電車に乗って舞鶴へ通う日々を過ごしている。
 「ひとつひとつのピース、どれが欠けてもこの結果はなかった。互いを想いあうチームの雰囲気はこれ以上なく高まっている。全国でもきっとやってくれると信じている」と三村さんは力強く話した。
 激しい練習の日々を過ごしてきた選手たち。それぞれの晴れ舞台をあたたかく見守りたい。