満開の球春へ夢ふくらむ

満開の球春へ夢ふくらむ

投稿日時:2019年2月8日

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(左から)神内さん、小橋さん、佐藤さん
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(左から)新谷さん、濱中さん、山田さん
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活躍を誓う村尾さん

 福知山市の福知山成美高校野球部が、第91回選抜高等学校野球大会(毎日新聞社、日本高等学校野球連盟主催)に出場することが決まった。春夏通じて7回目となる甲子園への切符を手中に収めたチームには、これまでで初めて中丹地域出身の選手がレギュラーに同時に名を連ねる。また、同じく同大会への出場を決めた龍谷大平安高野球部(京都市)と、啓新高野球部(福井市)にも、舞鶴市内出身の選手がベンチ入りメンバーに入っており、当地での関心が大いに高まっている。



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【福知山成美高~地元出身3選手 活躍誓う】



 春3回夏4回、通算7回目の甲子園を決めた福知山成美高野球部。押しも押されぬ強豪となった同部には、現在63人の部員が在籍する。うち福知山市、綾部市、舞鶴市の部員は13人。その中でそれぞれの市から一人ずつがレギュラーの椅子を勝ち取り、昨秋の京都府大会で優勝。その後の近畿大会で8強入りし、近畿枠6枠のうち2枠を、4強入りしなかった大阪桐蔭、市立和歌山などと争う形になっていた。
 中丹地域出身は、佐藤翔平選手 (舞鶴市・三塁手)、神内秦選手(綾部市・右翼手)、小橋翔大選手(福知山市・投手)の三人。ベンチ入りメンバーの大半を占める寮生とは違った生活を送る三人は、チームの主力として同部浮沈のカギを握る。
 佐藤選手は溝尻在住で、新舞鶴小1年から舞鶴東スポ少に所属。白糸中に進んでからは舞鶴ボーイズに入団した。ボーイズでは4番打者で捕手だったが、肩を故障し三塁手に転向。現在は、パンチ力のある一番打者として、チームの攻撃をけん引する存在。昨秋の府大会の準決勝、京都外大西戦では4安打を放つなど、躍進に貢献した。
 「センバツでは、まず初回の第一打席に結果を残すことができるよう、しっかりと準備をしたい」と活躍を誓った。
 俊足巧打の神内選手は、元ソフトバンクの神内靖投手の甥にあたり、府大会決勝でも決勝打を放つなど勝負強い打撃が魅力。
 最速133キロの直球とスライダーが武器の小橋投手は、制球力があり粘り強い投球が身上。大会では三人の活躍に注目したい。



【啓新高~市内出身者が3人所属】



 北信越の新星、啓新高は創部7年と歴史が浅い。昨秋の福井県大会では3位に入り、続いて出場した北信越大会では準優勝と大躍進を遂げた。星稜高(石川県)との一戦は、引き分け再試合になる大接戦を演じた。
 春夏を通じて初めての甲子園出場となるチームには、近年舞鶴市内からの進学が増えているという。現在は41人の部員のうち、濱中陽秀選手(城北中出身・2年)、新谷隼都選手(白糸中出身・2年)、山田悠翔選手(城北中出身・1年)の3人が所属する。 
 昨秋の県大会からレギュラーメンバーに名を連ねる濱中選手は、福井小2年の時に野球を始めた。草野球をする父の影響だったという。福井小では市内の大会で二度優勝し、その後進んだ舞鶴ボーイズでは、成美高の佐藤選手と共に切磋琢磨した。今では寮生活にもすっかり慣れ、真摯に野球に取り組む日々を送る。
 チームのモットーは、「当たり前を全力で」。
 「あいさつや掃除をないがしろにするなど、私生活の乱れが試合のミスにつながる。野球に限らず目の前にあるやるべきことをしっかりとやるよう心掛けている」と濱中さん。謙虚な姿勢が今後の飛躍につながると確信する逸材。センバツでの大暴れを期待したい。



【龍谷大平安高~全国屈指の名門校で切磋琢磨】



 甲子園での春夏通算101勝は全国2位。全国屈指の強豪校に所属するのは、城北中出身の村尾亮哉選手(1年)だ。ポジションは投手。熾烈なメンバー争いを勝ち抜き、昨秋の府大会では、ベンチ入りを果たす。
 チームは同大会では準決勝で敗北を喫し3位に終わるが、続いて出場した近畿大会では並みいる強豪を退け優勝の栄冠を勝ち取った。
 村尾投手の出番は、府大会の立命館宇治戦で訪れた。
 7対2とリードで迎えた最終回。2番手投手がピンチを招き、無死1、2塁で迎える打者は3番。一打を浴びれば、一気に流れを渡してしまいかねない局面だった。そこで打ち取ったと思われた3遊間の詰まったゴロがセーフになり無死満塁。
 しかし、次の4番打者を併殺に打ち取り、最後の打者は三振。村尾投手の公式戦初登板は、見事な結果に終わった。
 選抜までの期間は、改めて競争に身を置く。ベンチ入りの保証などなく、互いに切磋琢磨する日々だ。直球は最速136キロ。カーブ、スライダー、スプリットと多彩な変化球も操る。
「日々の練習から何事をもあきらめず、再びベンチ入りを果たす決意。自分に与えられた役割をこなしたい」
と抱負を述べる村尾さん。今後の飛躍を期待したい。



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