まち想う気持ちが結実 ~『麒麟がくる』推進協議会ロゴマークに選定

まち想う気持ちが結実 ~『麒麟がくる』推進協議会ロゴマークに選定

投稿日時:2018年12月14日

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ロゴマークを手に笑顔を見せる門中さん
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選定されたロゴマーク
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中学生の時には大阪府知事賞を受賞

 大河ドラマ「麒麟がくる」推進協議会(事務局=福知山市)がこのほど、公募していた同協議会のロゴマークを決定したと発表した。全国各地より応募のあった39点の中から、天台在住の会社役員、門中布美子さん(42)の作品が栄誉に輝いた。



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 同協議会は、明智光秀、細川ガラシャ・幽斎・忠興ら4人ゆかりの地域、さらには京都府全体の観光振興と地域経済の活性化に寄与することを目的として、平成23年に、「NHK大河ドラマ誘致推進協議会」として設立。その後の放送決定を受け、現在の名称に変更したが、より一層力強い活動を展開するためにロゴマークを公募していた。
 新しいマークには、光秀や幽斎ら4人のイラストを並べ、「ゆかりの地は、わたしたちのまち」とキャッチコピーを配置している。
 それぞれのイラストは、「筆ペンでさらりと描いた」と門中さん。親しみが持てる特徴を捉えられるよう努めたという。要した製作時間は、「30分です」と笑顔を見せた。
 門中さんは、滋賀県五個荘町(現在は東近江市)に生まれ、大阪府高槻市で育った。近江商人発祥の地と言われる五個荘町。父が会社員、母は専業主婦の家庭に育ったが、何故か幼時より商売人気質に富んでいたと自身を振り返る。
 母の影響で小学生より始めた絵画。地元のダイエーで開かれた「お母さんの似顔絵コンクール」での受賞を皮切りに、次第にその世界にのめりこんでいった。中学生の時には、大阪府主催の環境美化啓発の絵画コンクールに入賞するなど、様々な公募に挑戦した。腕試しの気持ちもあったが、根っこは「住むまちを想う気持ち」だった。門中さんは、「どうすれば人の心を動かせるだろう」とその都度、求められる作品像に、力の限り思いを巡らせた。
 進路はやはり美術の世界を選んだ。成安造形大では日本画を専攻し、技術を磨いた。以来、地元の「高槻まつり」のポスター展や、出身の東近江市での日本画コンクールなど、数々の絵画展で受賞の栄に浴した。
 しかし、「美術を仕事に」とは考えなかった。卒業後に入社した東京の広告代理店では営業畑を歩み、32歳の時に舞鶴に身を寄せることになった。大学で知り合った舞鶴出身の夫との結婚が契機だった。縁もゆかりもなかった舞鶴暮らしだったが、すぐに馴染んだという。「近江商人のDNAがそうさせるのかもしれない」と門中さんは笑い飛ばした。
 以来、仕事や子育てに奮闘しながら、「まちを想う」日々を過ごしている。
「常にまちと自分を活性化していきたい」と門中さん。
 垣間見える確かな信念に、今後の活躍を期待せずにはいられない。