感謝の別れ 「人形供養」

感謝の別れ 「人形供養」

投稿日時:2018年7月10日

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持参した人形に別れを告げる参拝者たち
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松嶋住職が読経する中、手を合わせる参拝者

 使われなくなった人形やぬいぐるみなどを供養する「人形供養」が29日、セレモニーホールかがやき(㈱光彩・山下文代代表)=堂奥=で営まれた。参拝者ら約20人が手を合わせ、人生をともに過ごした人形との別れを偲(しの)んだ。



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 同社は平成24年に設立。葬儀事業を展開する中で、人形供養に関する問い合わせや相談が多かったことから始めた。今年で3回目。昨年までは、開催前日と当日のみ人形を預かっていたが、引っ越しの際に持ち込む依頼者なども多いことから、今年から1年を通じて預かっている。
 この日、拝殿にはひな人形やぬいぐるみなど約1000体が並べられた。
 供養が始まると、長雲寺の松嶋康晴住職が読経する中、参拝者らは順に焼香し、静かに手を合わせ、感謝をささげていた。
 供養が終わると松嶋住職は「人形にはお守りとしての役割があり、人の心を安心させる働きがあります。皆さんが今日、人形に込めた願いを大切にして、自分の心を安心させてほしい。それが、この人形供養の願いです」と参拝者に語りかけた。参拝者の中には耳を傾けながら涙をぬぐう者もいた。
 娘のひな人形などを持参した山田律子さんは「市内でやっている所があってよかった。とても丁寧に供養していただき、感激しました」と話した。
 市内に住む女性は「娘が使っていた人形に愛着があり、どうしてよいか分からず、ずっと家で保管していた。ここで供養してもらえて安心した」と笑顔を見せた。
 山下代表は「供養を通して訪れる方に安心していただければありがたい。口コミなどで広がり毎年多く方が人形などを持参されます。供養をしたいが、どこに預けていいか分からない方も多いと思う。そういった方は相談してほしい」と話した。
 同社では1年を通じて人形を預かる。無料。
[お問い合わせ]TEL:0773-62-2121 セレモニーホールかがやき。
(井上 務)