蛍が紡ぐ  子らの友好

蛍が紡ぐ 子らの友好

投稿日時:2018年6月15日

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虫あみを手に蛍をつかまえる児童たち
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クイズで蛍の生態を学ぶ児童ら

 「河辺川を美しくする会」(吉村雅安会長)が主催する「ホタルの夕べ交歓会」が9日、河辺原公民館であった。同地区では蛍が出始める時期に合わせて、舞鶴双葉寮と旧原小学校区の児童らが集まり、虫クイズや蛍観賞などを通じて交流を深めている。(井上 務)



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 交歓会は今年で27回目。地区でボランティア活動をしていた「スミレグループ」が、双葉寮と同区の児童の交流を深めてもらおうと始めた。高齢化などにより、グループはなくなったが、7年前から「河辺川を美しくする会」が中心となり、大浦民児委、河辺区長会、社協で実行委を立ち上げ、交歓会を続けている。
 この日、旧原小地区の児童4人と双葉寮、大浦小の児童ら合わせて47人が参加。日本甲虫学会員の一瀬政人さんを招き、蛍の生態などをクイズで学んだ。蛍が卵や幼虫の状態でも光を出すと知ると「へー!」と目を輝かせていた。
 続いて折り紙の蛍を付けたうちわ作りや、児童による出し物があった。双葉寮は息の合った合唱「ともだち」を披露。地区の児童4人は旧原小校歌を歌ったり、マジックを披露し参加者を楽しませていた。
 午後8時を過ぎると、河辺原の美しい田園が闇夜に沈み、次第に蛍が飛び交い始めた。
 児童たちは大人を先頭に、虫あみと虫かごを持ち公民館の外へ。蛍が光り、淡い光跡を残すと大人たちは「綺麗」と見入っていた。一方、児童たちは「あそこ光った!」と指をさしながら、虫あみで蛍を捕まえていた。
 同地区に住む谷口夢羽(ゆめと)さんは(7)「速くてアミで採るのは難しかったけど、たくさん採れた。双葉寮の子とも喋ることができて楽しかった」と笑顔を見せた。
 双葉寮の指導員・佐武幹郎(さぶ・みきお)さんは「子どもたちは、この日を楽しみにしていました。何度もここに来ていて、大浦小の子とすんなり交流できている子もいます。毎年招待していただきありがたい」と話した。
 吉村会長は「こういった場はとても大切。少しでも心に残してもらい、大人になった時の思い出にしてほしい。会の運営は大変だが、子どもがいる間は続けていきたい。今年も喜んでもらえてよかった」と思いを述べた。