自分で自分 守る力を ~岡田放課後児童クラブが自主防災訓練

自分で自分 守る力を ~岡田放課後児童クラブが自主防災訓練

投稿日時:2018年5月8日

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不審者の侵入を防ぐ支援員(中央)と児童を逃がす支援員(右)
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ハンカチで口を押さえ避難する児童ら

 自然災害や、不審者事案の発生などに対し、“自分の命を自分で守る”自主防災・防犯への備えに関心が高まるなか、志高の岡田放課後児童クラブ(松山達司運営委員長)は、利用児童と防災・不審者対応訓練に取り組んでいる。4月27日、初めての訓練が行われ、児童たちは駐在所員の指示に従い、火災や不審者に対する避難訓練を学んだ。



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 由良川に面する同地区では、台風による水害が多いことや、近年の子どもへの不審者事案の発生、クラブの実施場所が校内でなく、岡田小から約160m離れた志高会館であることなどから、地元駐在所の協力を得て、防災・防犯の訓練を企画した。
 この日、児童13人と支援員2人、防犯推進委員2人が参加。加佐駐在所の谷口哲也巡査部長と、公文名駐在所の辻佳宏警部補の協力のもと、▽不審者対応▽火災▽水害の3種の避難訓練を実施した。
 不審者訓練では、防犯推進員が犯人に扮し、1階玄関から会館へ入ってくるという想定のもと、支援員が入口で不審者の侵入を防ぐと同時に、別の支援員が110番通報し、児童らに静かにするように指示。1階の窓を開け、外に逃がす訓練をした。
 火災訓練では、谷口巡査部長が「炎より、煙を吸い込むことが恐ろしい」と児童に説明し、ハンカチで口を押え、低姿勢で避難するようにと教えた。蚊取り線香を煙に見立てて、1階から出火した出た場合と、2階から出火した場合の2パターンで避難訓練をした。児童たちは、熱心に話を聞き、訓練が始まると、避難の鉄則「おさない」「はしらない」「しずかに」「もどらない」を守って訓練に臨んでいた。
 岡田小6年の増茂倖平さん(11)は「火が出たり、不審者が来た場合、しっかり自分で判断して、避難できるようにしたい。6年なので、低学年をしっかりサポートできるようになりたい」と訓練を終えて感想を述べた。
 谷口巡査部長は「なかなかこういった訓練はできないので、よい機会になった。子どもにとってもよい訓練になったと思う。パターンを変えて、定期的に実施していきたい」と話した。
 松山運営委員長は「谷口さんは、毎朝子どもの登校について来てくださるなど、大変良くやってもらっている。駐在員さんが引っ張ってくれるので、こちらも災害や防犯に対して意識を高く持てる。今後も協力しながら訓練を実施していきたい」と思いを述べた。
 同児童クラブは、地域住民の要望から、平成22年に無認可で自主開設。翌年認可を取り、現在は13人の児童が利用している。
(井上 務)