火災 未然に防げ~自主防災団発足 初の消火訓練

火災 未然に防げ~自主防災団発足 初の消火訓練

投稿日時:2017年12月12日

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初の訓練で放水の構えをとる団員
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中浮島ファイアーセキュリティーの仲地さん、川岸さん、西村さん(左から)

 
 中浮島地区の市民が、住宅などの火災発生時に迅速な初期消火活動ができるようにと自主防災団「中浮島ファイアーセキュリティー」を発足した。4日には東消防署の署員も交え消火訓練リハーサルを行った。高齢化が目立つ隣接密集地帯において住宅火災を危惧し組織を立ち上げた市民を取材した。


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 発足のきっかけは昨年12月に起きた「新潟県糸魚川市の大火災」。同火災は市の中心部である中国料理店から出火、強風にあおられ商店や住宅などへ燃え移り、約140棟に延焼した。住宅や飲食店が火元となった火災としては過去20年で最悪の焼損棟数となった。
 同団発足の中心となった川岸敏昭さん(71)は「住宅密集地帯での初期消火の重要性を改めて思い知らされた」と話す。同地区も住宅密集地であり、また体が不自由な高齢者も多い。
 川岸さんが中心となり声をかけ、防災組織の発足を自治体に提案。東消防署と連携しながらおよそ1年がかりで組織を構築していった。
 体制は総括責任者の仲地武光さん、防火責任者チーフの西村英樹さん、サブチーフの川岸さんの3人。また、その他に緊急時に召集する作業補佐も2、3人いる。
 組織総則や体制表などの書類をはじめ制服や帽子もそろえた。訓練用の火災を表す看板も購入した。
 4日、東消防署の石丸隆志消防司令補(44)が見守るなか、初の実地訓練を開始した。
 火災が発生しダミー火災(発煙筒)がのぼると、3人が放水班、ホース接続班、消火栓班に分かれ、ホースとノズルを接続したり、キーハンドルを止水栓に差し込んだりするなど、1つ1つ作業を確認しながら訓練した。
 訓練後、石丸司令補は「活気があり、安全かつ確実に行動出来ていた。初期消火活動は火災において最も重要です。今後、消防署と団とがしっかり連携を取っていきたい」と講評した。
 川岸さんは「初めてでもたついた所もあったが、今後の課題として対応したい。今後は年1回の訓練をして練度を上げていき、いざという時のために役に立てたい。どの地区もそうかもしれないが、もし火災になったらという市民の意識は低い。舞鶴の中でこの地区がモデル地区になれば」と話した。
(井上 務)