人口減少に「待った」 大規模婚活事業で10組のカップル成立

人口減少に「待った」 大規模婚活事業で10組のカップル成立

投稿日時:2017年11月24日

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司会進行は吉本興業所属の「せんのりきゅう」が務めた
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広い会場をうめつくす参加者たち

 少子化やライフスタイルの多様化によって、全国的に婚姻数は減少の一途をたどっている。人口減少が進む地方ではとりわけ深刻で、当地でも例外ではない。
 そんな中、市内の異業種交流団体が大規模な婚活パーティーを実施した。

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 「Cafe婚in舞鶴赤れんが」を開催したのは、京都北都信用金庫の取引先企業が会員として活動する「ほくと鵬信会」(網干勝之会長)。
 同会の創立45周年の記念事業として計画した。実施日は「いいご縁」と語呂を合わせた11月5日。事前告知で集まった48組の男女が参加した。同会では2年前にも同様の事業を開催し、その時には7組のカップルが成立したという。
 「舞鶴の人口がどんどん減っていく中、我々商売人も危機感を持っている。小さな一歩かもしれないが、まちが盛り上がるきっかけになればうれしい」と網干会長は話す。
 国内における婚姻数は、団塊の世代が結婚適齢期にさしかかった昭和50年代にピークに達し、年間100万組を突破した。以降は減少に転じ、現在60万組台で推移と、実に40%の減少となっている。
 当地でも同様に減少しており、市に統計として残る昭和57年以降では、同58年に589組を記録していた婚姻数は、平成27年には362組と、こちらも約40%の減少となっている。
 市が平成27年にまとめた「舞鶴市人口ビジョン」によると、同12年から同22年にかけて、女性の未婚率には大きな変動がないのに対し、男性の未婚率は30~34歳で7.2%、35~39歳で10.5%と、急激に上昇した。結婚適齢期の男女数の不均衡が主な要因のひとつと考えられる。
 そんな現状を踏まえ、今回の事業で同会は、男性の参加者を市内在住の方に限定した一方で、女性は市外からも幅広く募った。
 その結果、当初予定した45組の定員に対し、50組を超える応募があり、同会では急きょ定員を増やした上で抽選を行い、48組の参加での開催に至った。
 当日は、自己紹介にはじまりクイズやビンゴゲームなどで参加者らは交流を深め、その結果10組のカップル成立に至った。運営には、同会の会員約50人があたり、飲食の提供やゲームの進行などを行った。
 「カップルが成立してうれしい。交際を発展させていただき、いずれ結婚の報告を聞かせてほしい」と会員の一人は話した。
 否応なく押し寄せる人口減少社会。その脅威に立ち向かうため、こうした取り組みの広がりにも期待したい。