柔の道でまちを照らす 京都舞鶴柔道クラブ

柔の道でまちを照らす 京都舞鶴柔道クラブ

投稿日時:2017年6月13日

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週1回1時間、思いきり柔道を楽しむ
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柔道を通じて心を磨き、礼節を学ぶ

 「京都舞鶴柔道クラブ」(=長谷川守会長)が今注目を集めている。社会人が気軽に柔道を出来る場をと昨年設立された同クラブは、口コミ・ラジオ・SNSで広がり、かつて市内で柔道を学んでいた経験者たちが短期間で集まった。クラブ員は数ヵ月で30人にまで増加、柔道で舞鶴を盛り上げようという大人たちの挑戦の姿がそこにあった。
 設立は昨年10月。結成時のメンバーは5人だった。
 「小、中、高で柔道を経験していた大人が柔道をする環境が少ない。Uターンで帰ってきた社会人や子どもを習わせている大人たちが、自分のペースで柔道を出来る環境を作りたいと思いました」と同クラブ副会長の鴨田秋津さん(35)は話す。
 経験者、初心者、ダイエット。誰でも受け入れようと、生涯スポーツを全面に出し、窓口を広げた。
 練習は毎週水曜日、文化公園体育館の柔道場。「西舞鶴柔道教室」と合同で行っている。午後7時から子どもの部が始まり、8時から9時までが大人の部となっている。
 大人が柔道を出来る場所がある。そんな噂を聞きつけ、市内の柔道経験者たちが呼応したように参加した。したくても出来なかった“隠れ柔道好き”が市内に多くいた。
 「正直、こんなに多くの人が短期間に集まるとは思いませんでした」鴨田さんは驚きを隠せない。
 かつて柔道を経験した柔道好き達が汗を流す。高校時代のかつてのライバルと時を超えて一緒に汗を流す者もいる。
 西、東、宮津、高浜などからやって来る。職種、年齢も様々、“柔道好き”という一点において太い絆で結ばれている。働く女性や社会人の初心者も参加していきているという。
 浜田也寸雄(やすお)さん(59)も経歴2年の初心者。5月から練習に来ている。「若い頃からしたいと思っていました。自分のペースで出来ますし、こういった場があるのはありがたい」と話す。
 子どもはおよそ50人。小1から始めた新城光規さん(9)は「柔道は相手を投げたとき楽しい。これからも続けていきた」と話す。
 大人と練習する為に来ている子どももいる。五十嵐祐弥さんは白糸中3年生。「大人との練習が魅力です。精神、体力、筋力。自分の色々な所を成長させてもらってます」と力強く話す。
 大人との練習は、市の柔道選手たちの強さの底上げにもつながっている。
 鴨田さんは「精力善用。自他共栄の精神のもと柔道を通じて、自他共に世の発展に貢献する人間を育てていきたい。そして舞鶴を盛り上げていけたらと思います」と展望を話す。
 長谷川会長は「今後は指導者や審判の資格者を増やしたい」と話し「無理をしない、怪我をしない。生涯スポーツとして、長く柔道ができるような場所であり続けるようにしたい」と思いを述べた。