地道な挑戦はつづく 「しんあい元気塾」10回目の開催

地道な挑戦はつづく 「しんあい元気塾」10回目の開催

投稿日時:2017年3月17日

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真剣な面持ちでスワロビクスに取り組み参加者ら
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あふれる笑顔がチームの絆を物語る

 上安の社会福祉法人真愛の家で11日、しんあい元気塾「スワロビクスで体元気に!」が開催された。
 同法人は、平成25年12月に、市の家族介護支援事業として委託を受けて以来、地域の住民が家族ともども元気に過ごすことを目指し、同様の催しを定期的に行ってきたが、現在は独自の事業「しんあい元気塾」として、2ヶ月に1回程度開催しており、今回が同塾10回目の事業となった。

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 当日は、主に近隣地域から20人が参加し、舞鶴赤十字病院の理学療法士である水口聡信さんによる体力測定の後、椅子に座ったまま出来る体操「スワロビクス」を楽しんだ。
 同塾ではこれまでに、薬剤師による講演や看護士による食中毒予防の講演、また市内在住のアカペラグループ「ザ・ラスト・オーダー」によるコンサートなど、在宅介護の必要な方が家族とともに楽しみながら学べる催しを企画してきた。
 「企画し準備を進めていくことは大変だが、参加者の方の笑顔を見ると、苦労は喜びに変わっていく」と同法人の在宅福祉部長である嵯峨根直宏さん(55)は話す。
 催しの度に企画会議を開き、終われば反省会。毎回課題や問題点を企画チームで話し合い、より良い企画を模索し続けているという。
 手作りのチラシは手分けをし、近隣地域にポスティングする。今回は400部を配布した。
 「継続は力なり。毎回20から40人くらいの参加者だが、徐々にリピーターの方が増えてきている。通常の業務も大変なところだが、スタッフたちが知恵を絞って、地域に貢献できていると感じられるようになってきた」と嵯峨根さんは、確かな手ごたえを口にした。
 全国見渡しても、介護の現場は混乱している。5年先、10年先どうなっているのか見通せない情況であるが、こうした継続の積み重ねが強い地域を作っていくと話す。
 「家族が孤立せず、自治会や警察、消防など地域の資源を最大限に活用して、地域が支える仕組みを作らねばならない。入院よりも、住み慣れた我が家で最期を迎えられることが、人間にとっては素晴らしい。それが可能になるような環境をつくるのが、我々の使命だと思う」
 介護の現場での地道な挑戦。その先には、豊かな未来が広がっているに違いない。