大きなワラジで厄払い

大きなワラジで厄払い

投稿日時:2018年2月2日

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長雲寺に吊るされたゾウリなど
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長雲寺の澤江住職らによる大般若経の転読が行われた

 大きたワラジやゾウリ、蛇を作ることで厄をはらい、今年の一年の無病息災などを願う平地区の伝統行事「村祈祷」が13日、同地区で行われた。集まった厄年や還暦を迎えた住民らが、家族や地域の平穏を願った。
 同行事は毎月1月14日前後に行われ、約200年以上の歴史を持つと言われている。大きな「ワラジ」「ゾウリ」を作り「こんなに大きな物を履く大男がいる」と威嚇させることで魔除けの意味合いを持ち、「蛇」は侵入してくる悪霊を追い払うと伝えられている。
 前日の夜に地域の厄年と還暦を迎える者、区の役員など約10人で、稲刈の際に集まったワラを編み、約2mのワラジ、ゾウリ、蛇を作った。
 翌日10時頃から、同地区の曹洞宗・長雲寺で祈祷が営まれ、同寺の澤江行寛(ぎょうかん)住職と僧侶3人により、曹洞宗の法式で、大般若経の転読が行われた。
 厳かな雰囲気の中で約は払われ、ワラジ作りに参加した住民たちは思い思いの祈りを捧げた。
 祈祷が終わると、ワラの作り物を吊るした竹の先にお札を付け、赤野との境にはワラジを、佐波賀との境にはゾウリを、大丹生との境には蛇を置く。
 同地区の梅原隆生区長(56)は「今年1年、平地区が平穏無事に過ごせるように願いました」と話した。