引揚最終船入港50周年と引揚記念館開館20周年 記念事業で「岸壁の母」案内板除幕やフォーラムなど【舞鶴】

引揚最終船入港50周年と引揚記念館開館20周年 記念事業で「岸壁の母」案内板除幕やフォーラムなど【舞鶴】

投稿日時:2008年9月9日

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引揚最終船入港50周年と引揚記念館開館20周年の記念事業(市など主催)が9月6、7日、浜の総合文化会館などで開かれた。引揚桟橋がかつてあった浜の五条海岸に案内板が設置され、はめ込まれた写真で父の帰りを待つ母子の関係者らも除幕に参加した。また、フォーラムや献茶、大浦小学校6年生たちの発表もあり、引き揚げを語り伝えるとともに平和のメッセージを発信した。  NPO法人舞鶴・引揚げ語りの会が、「岸壁の母」の案内板を設置。写真は旧ソ連に抑留された小谷嘉七さんの帰りを桟橋で待つ妻のちゑさんと兄弟の2児が撮影された。嘉七さんは抑留先で48年に38歳で亡くなった。長男の嘉一郎さんは今年2月65歳で亡くなり、妻の登志子さん(64)=彦根市=が除幕に参加した。   嘉一郎さんは小学校1年生だった時に父に宛てた手紙を書き、「友達にはお父ちゃんがいるけれど、ぼくにはいないので寂しい」の一文が紹介された。登志子さんは「生前夫は戦争の悲惨さを語り伝えなければいけないと言っていました。今日は感慨もひとしおです」と話していた。  6日は平の引揚記念公園で献茶式があり、斎藤彰市長や裏千家・木村宗秀社中の木村智子さん(65)=行永=が帰国を果たせなかった人たちの慰霊をした。また、大浦小学校6年生たちが引き揚げの学習の成果を発表した。  引揚関連市連携企画展は9月11日まで浜の総合文化会館小ホールで開かれている。呉市、横須賀市など各地から引き揚げの写真・資料が並べられた。入場無料。

写真=除幕された「岸壁の母」の案内板(五条海岸)

【舞鶴】