青葉中3年・谷口くん 全国大会で躍動~スキー大回転 府下優勝で全国へ

青葉中3年・谷口くん 全国大会で躍動~スキー大回転 府下優勝で全国へ

投稿日時:2020年3月10日

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全国大会での力強い滑走
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府下大会優勝の表彰状を手に笑顔の谷口くん

 青葉中3年の谷口大海(ひろみ)くん(14)が、2月5日~8日に新潟県で行われた「第57回全国中学校スキー大会」に出場した。残念ながら上位進出はならなかったが、次なる舞台への挑戦はもう始まっている。



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 谷口君が出場したのは、スキー競技の花形、「男子大回転」。1月に行われた京都府予選で優勝し、堂々つかんだ全国への切符だった。
 今シーズンは記録的な暖冬の影響もあり、近畿大会が中止になるなど、コンディションの調整が難しい中での出場だった。
 「やはり、全国のレベルはとてつもなく高いです」と谷口君が振り返る通り、上位選手には北海道や東北、信州などの雪国出身者が名を連ねる。日頃から毎日雪山に出られるような環境でない選手には、環境の違いの壁は簡単に超えられるものではないが、今回の出場での収穫を谷口君は次のように話した。
 「全国大会は2回目の出場。2本滑る本番を昨年は完走出来なかった。だけど、今年は難所にも対応し完走することが出来た」
 1年生時には京都府7位、2年生時では京都府3位。そして今年は優勝と、年々ステップアップを重ね、集大成となった今大会。他の大会よりも格段に難しいコース設定の中、ひとつの目標を達成し、谷口君は満足感を漂わせながらも次なる舞台を見据えていた。



【家族に感謝し飛躍を誓う】



 谷口君がスキーを始めたのは3歳の頃。スキーを趣味にしていた父の裕二さん(54)の影響だった。
 「寒いし、転んだら痛いし、最初は正直嫌だった」と谷口君。父に連れられ、度々信州・白馬を訪れていたが、小学生になる頃にはスキーの魅力に取りつかれた。
 「年々上手くなり、中学生に上がった頃には、到底敵わないようになりました」と裕二さんは苦笑し、 「それからは、私はあまり滑らずにサポートに徹するようになりました。今は息子の成長を見ているのが楽しい」と相好を崩した。
 谷口君が雪山で練習をするのはシーズン期間中の週末。今年は暖冬の影響で雪がなく、なかなか練習日がとれていないが、昨年は年間56日をスキー場で過ごしたという。
 裕二さんは多い時には毎週末、谷口君を信州まで連れて行く。片道390キロ、5時間の道程は、慣れたとは言えやはり体力を消耗する。
 「だけど、こうして結果を出してくれて、二人でやってきたことが報われる」と裕二さん。
 しかし、選手としての青天井の成長は期待していないという。
 「一生懸命に努力をして、その日々が自分への自信につながったらいい。これからの人生にはいろんな谷間があるだろうけど、その都度、寒い中鼻水垂らして頑張ったことを思い出してくれたらと思っています」と裕二さんは笑顔を見せた。
 今春からは、府下随一のスキー強豪校である福知山成美での挑戦が始まる。
 谷口君は、「ここまで来ることが出来たのは、家族をはじめ多くの方々のサポートのおかげ。良い結果で恩返しが出来るよう、精いっぱい頑張っていきたい」と凛とした表情で前を見据えた。
 感謝の気持ちを力に変えて、新たな舞台での飛躍を誓う谷口君の活躍を、しっかりと見守っていきたい。