2年目の快挙で今後に期待 ~日星高体操部 第一期生らのびのびと躍動

2年目の快挙で今後に期待 ~日星高体操部 第一期生らのびのびと躍動

投稿日時:2018年6月19日

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 創部2年目の日星高校体操部(三村和人顧問)が、3日に行われた京都府体操競技・新体操春季選手権(全国大会・近畿大会京都府予選)で団体3位に入賞した。おしくも全国大会への切符は逃したが、個人では2人が近畿大会へ進むなど好成績を収めた。同部は5月の両丹総体でも優勝するなど着実に成果を積み上げている。主将の藤井夏朱さん(2年)は「来年は必ず団体で全国を目指します。日星の第一期生として良い結果を残したい」と力を込める。



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 オリンピック・レスリング競技のメダリストを育てた三村顧問が、レスリング部に続き昨年4月に立ち上げた体操部。現在は2年生の藤井さん、瀬野彩菜さん、1年生の和田麻央さん、山本百合恵さん、3年生でマネージャーの古賀友佳さんの5人。この春まで部員が少なく、個人競技だけの出場だったが、1年生が2人入部し初めて団体戦に出場した。
 4人1チームから出場可能な団体戦の女子は「跳馬」「平均台」「段違い平行棒」「ゆか」の4種目をそれぞれが行い、高得点3人の合計で競う。
 「団体選は、チーム内で声を出し合い励ましあうことがとても重要。試合中にお互いを高めることで良い演技ができる」とマネージャーの古賀さん。
 全員が幼稚園や小学校から体操を始めた経験者。市内のクラブチーム「舞鶴スポーツクラブ」=引土=で、火曜~日曜まで約3時間練習に励む。具体的な練習は同クラブの千頭(ちかみ)一郎コーチから指導を受ける。
 全国大会へは府内38校から1位のチームのみ進出できる。試合では合計得点が113.35点で1位とは約13点差だが、種目別では「跳馬」で1位、「ゆか」は3位と高得点を取っている。
 千頭コーチは「段違いと平均台で高得点を出せば、全国を狙える」と期待を寄せる。
 藤井さんは「1つ1つの技のレベルを上げて、試合でミスをしないように確実な演技を目指したい。声を出してお互い励ましあえるチームにしていきたい」と意気込みを語った。



【北部を体操の拠点に】



 北部の中学校では峰山、網野に体操部があるが、高校になると網野1校だけとなり、高校へつなげる環境が整っていなかった。
 舞鶴スポーツクラブでも幼児から高校生まで約120人が在籍するが、多くが中学で諦めるか市外へ進学している。
 三村顧問は「日星が体操を続けたい選手を受け入れる拠点となり、潜在的な競技人口を活かしたい。これまで南部に流れていた地元の選手たちを北部で育てていくことで流出に歯止めをかける。同時に有望選手の誘致も進めている」と力を込める。事実、1年生の山本さんは、三村顧問の声を受け、京都市内から日星へ進学。今年から寮生活をしながら部員と共に練習に汗を流している。
 三村顧問は「舞鶴を核に、近畿、全国で通じる子を育てる。もしかしたらもっと高みへ上る子も出てくるかもしれない。そのためには、舞鶴で魅力ある強いチームをつくることが重要。そういった意味でも、初の団体出場は府内の他校から注目を集めていたし、3位入賞の意味は大きい」と話した。
(井上 務)