聴覚障害者五輪「デフリンピック」プレ大会卓球女子 今春日星高卒業の上田さん、3種目全てで金メダル【舞鶴】

聴覚障害者五輪「デフリンピック」プレ大会卓球女子 今春日星高卒業の上田さん、3種目全てで金メダル【舞鶴】

投稿日時:2008年9月26日

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今春日星高校を卒業した東京富士大学1年の上田萌さん(18)が、来年9月に台湾で開かれる聴覚障害者の五輪「デフリンピック」のプレ大会(9月5日~10日)で、卓球女子の団体・ダブルス・シングルスの全ての種目で金メダルを獲得した。日本代表チームのエースとして実力を発揮し、6月の国際大会に引き続きメダルの活躍を見せた。1年後の本大会に向け大きな弾みになった。  聴覚障害者の五輪大会はパラリンピックではなく、同じく4年に1度のデフリンピック。感音性難聴でほぼ両耳が聞こえない上田さんは、高校総体に出場し健常者と互角に戦い、全国ろうあ者卓球選手権でも3連覇し、デフリンピックの卓球女子の日本代表候補に内定している。  プレ大会の国際ろう者招待大会の卓球競技は、本大会と同じ台湾の台北アリーナを会場に、日本、台湾、香港、韓国が出場。日本の女子メンバーは4選手。日星卓球部監督として上田さんを指導した谷上宏樹教諭が女子の監督を務めた。上田さんは女子チームの主将を担った。  リーグ戦の団体は全勝、ダブルスでは佐藤理穂選手(東京都)と組み、決勝で韓国ペアに3ー1で勝った。シングルスは決勝で韓国選手と対戦し4ー0と圧倒。6月の世界大会(ブルガリアで開催)で苦戦した中国選手が出場しなかったとはいえ、厳しいマークの中、金メダル三つの結果を残した。世界大会では団体が銀、副・単が銅だった。  試合を見守った谷上教諭は「調子はよくなかったが、競ったゲームをしっかりとれた。これから研究されるだろうが、本大会でも金メダルの可能性は十分にある」と話す。上田さんは「国際大会で初めての金メダルはうれしい。来年と同じ会場でのプレーはいい経験になり、本大会では中国選手を倒して金を取りたい」と話した。  上田さんは帰国後も全国ろうあ者体育大会の卓球競技(9月12~14日)で優勝、10月9日から始まる全日本学生卓球選手権でも、大学の部員として関東代表で出場し健常者と競う。

写真=チームのメンバーと団体の金メダルを手にする上田さん(左から2人目、日本ろうあ者卓球協会提供)

【舞鶴】