第1回世界ろう者卓球で上田さん(日星高出身) 女子団体で銀、複・単で銅のメダル3個獲得【舞鶴】

第1回世界ろう者卓球で上田さん(日星高出身) 女子団体で銀、複・単で銅のメダル3個獲得【舞鶴】

投稿日時:2008年6月13日

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今春日星高校を卒業し、東京富士大学に進学した上田萌さん(18)が、ブルガリア・ソフィア市で開かれた第1回の世界ろう者卓球選手権に日本代表メンバーとして出場し、女子団体で銀、女子ダブルスとシングルスで、日本人選手の最上位の銅メダルを獲得した。2009年に開催予定の聴覚障害者の五輪「デフリンピック」の日本代表選手に内定しているが、初の国際大会で日本のエースとしてチームを引っ張る活躍を見せた。  国際ろう者スポーツ委員会主催の大会は6月1日~8日に開催され、世界30カ国から選手が出場、日本からは男女8人が選ばれた。女子団体の決勝は強豪、中国と対戦し3ー2で敗れたが、シングスル5戦の内、2戦に出場した上田さんは日本の2勝全てを1人で上げ、銀メダルに貢献した。  また、女子ダブルスは小浜京子選手とペアを組み、3位決定戦で韓国ペアを4ー3で下した。女子シングルスの予選は3勝0敗で1位通過し、3位決定戦で日本の稲葉千寿子選手に4ー0とストレートで勝ち、2種目で銅メダルを得た。今大会、日本は男女含め単でメダルを取ったのは、上田さんだけだった。  上田さんは感音性難聴でほぼ両耳が聞こえないが、一条卓球クラブで競技を始め、練習でハンディを克服。日星でも複・団体でインターハイに出場し、健常者と互角に戦った。昨年は全国ろうあ者卓球選手権で、七戦全勝で優勝し3連覇を達成、デフリンピックの日本代表枠四人の内、最初の1人に内定した。関東学生リーグ1部の同大学で卓球を続けている。  上田さんは帰国後、実家のある舞鶴の両親に「長期間の大会後半はあまり足が動かず、世界で勝つためには技術はもちろん、精神的にも体力的にもタフなことが必要だとわかった」と伝え、来年の五輪に目を向けている。  日星高で指導し、デフリンピックに向けた日本ろうあ者卓球協会の強化委員の谷上宏樹教諭は「『試合は悔いの残る結果だった』と報告を受けた。世界のトップと戦える力があると思っていたが、対戦成績からも中国選手とも実力は拮抗している。自信をもって来年、金メダルを目指してほしい」と話していた。

写真=表彰台に立つ女子団体・銀の上田さん=右から2人目=ら日本代表選手(日本ろうあ者卓球協会提供)

【舞鶴】