全国ろうあ者卓球女子シングルス 上田さん(日星高3年)が3連覇、日本代表に【舞鶴】

全国ろうあ者卓球女子シングルス 上田さん(日星高3年)が3連覇、日本代表に【舞鶴】

投稿日時:2008年1月15日

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【舞鶴】

日星高校3年生の上田萌さん(18)=浜=が、昨年暮れに大阪市内で開かれた第30回全国ろうあ者卓球選手権大会の女子シングルスで、リーグ戦12試合全てに勝つ圧倒的な実力を見せて3連覇を達成した。この優勝で2009年に台湾で開催予定の聴覚障害者の五輪「デフリンピック」の日本代表選手にも内定した。国際大会での金メダルに向け、春から進学する大学で卓球を続けさらなる飛躍を誓っている。  12選手が出場した同大会で、上田さんは予選リーグで1セットを落とすのみで5戦全勝で1位通過。続く決勝リーグでは、デフリンピックの元金メダリストとも対戦したが一セットも失わず7戦全勝で優勝した。  日星高卓球部を引退してからは、これまでのように十分な練習はできなかった。決勝リーグで鈴木由樹子選手(北海道)と対戦した際には、弱点を突かれて苦しむ場面もあった。試合後、日本ろうあ者卓球協会から日本代表4人の枠の内、最初の1人として内定を伝えられた。日本のエースとしての期待がかかる。  感音性難聴でほぼ両耳が聞こえないが、子供のころから一条卓球クラブで競技を始めた。練習で独特の感覚を身につけてハンディを克服し、白糸中で単・団体で全国大会、日星高で複・団体でインターハイに出場するなど、健常者と互角に戦ってきた。サーブで相手を崩し、ループドライブやプッシュで攻める積極的なプレーを持ち味にする。  上田さんは「3連覇は目標でしたが結果は気にせず、自分の卓球をすることを1番に考え、冷静にプレーできたのがよかった。内定が決まりうれしいのとホッとした気持ちです。デフリンピックで世界チャンピオンを目指したい」と話していた。関東学生リーグ1部の強豪、東京富士大学への進学も決まり、卒業を待たずに2月から卓球部の合宿に参加する。  3年間指導した日星高卓球部監督の谷上宏樹教諭は「自分ががんばることで同じ障害を持つ人たちの励みになるような選手になりたい、また健常者の中でも戦えるといった精神面で大きく成長した。アテネ五輪で日本代表監督を務めた西村卓二さんが監督をする東京富士大学で指導を受けることで、さらに力を着けて金メダルをとってほしい」とエールを送る。

写真=夢に向かって日星高で3年間を送った上田さん

【舞鶴】