新型肺炎 中丹で感染者4人

新型肺炎 中丹で感染者4人

投稿日時:2020年3月13日

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 府北部でも日を追うごとに強まっている新型コロナウイルスの脅威。綾部市在住の40代女性の感染が報告されてから、勤務先である福知山市民病院で女性と濃厚接触をしていた病院関係者と入院患者らの検査が進んでいる。
 その結果、女性の両親をはじめ職場の同僚、入院患者の感染が確認され、院内で感染が拡大している懸念が現実のものとなりつつある。同病院では現在、救急・外来診療を休診し、感染拡大の抑制に努めている。
 舞鶴市内でも、近隣での感染者発生の報に、驚きや警戒、諦めと様々な言葉が飛び交っている。
 70代の無職男性は、「みんないつかは死ぬ。コロナで亡くなる人は寿命。そうでなくても別の原因で死ぬ」と達観した様子だった。
 40代のパート販売員の女性は、「検査が行き届いていないだけで、舞鶴にも感染者はいるはずだ」と警戒感をあらわにしていた。
 市では会議やイベントの自粛を続けているが、民間の行事にも開催延期や中止の波が押し寄せている。
 21日に市総合文化会館で開催予定だった「T―BOLAN」のコンサートは、開催を延期するとコンサート実行委が発表した。いよいよ桜の開花が間近に迫っているが、海自舞鶴地方総監部の恒例行事である観桜会も中止が決まった。
 活動自粛やイベント等の中止に伴う経済活動の停滞は深刻で、市内飲食店では「予約キャンセルの嵐」だと悲鳴が聞こえてきている。舞鶴商議所では、市内事業者に向けて緊急アンケートを送付。市内商工業者が受けているコロナウイルスによる被害の詳細をまとめるとしている。
 市産業振興部では、新型肺炎による経営悪化について、緊急の融資が受けられるようにするセーフティネット保証制度の認定申請を受け付けており、現在多くの事業者が相談に駆けつけているという。
 春はそこまで来ており、「暖かくなれば終息に向かう」と思いたいところではあるが、それでも大きな爪痕が残ることは避けられない情勢だ。