ストップ特殊詐欺被害

ストップ特殊詐欺被害

投稿日時:2020年2月18日

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買い物客への声かけ運動の様子
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大きな声で対策を呼びかける園児たち

 今年に入って2件目の特殊詐欺被害が発生し、関係機関が危機感を強めている。 そんな中、伊佐津のバザールタウン舞鶴で14日、近畿財務局舞鶴出張所が主催し「特殊詐欺被害撲滅キャンペーン」が実施された。



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 昨年11月末までに京都府内で認知された特殊詐欺の被害件数は184件(マイナス25%)、被害金額が2億6840万円(マイナス53%)と、いずれも前年同期比で減少した。これは、警察当局と関係機関を中心とした啓発活動が一定の効果を上げている結果だと言えるが、詐欺の手口は年々巧妙化しており、全く予断を許さない状況が続いている。
 舞鶴署管内では2019年の被害件数が4件だったが、今年に入って早くも2件の被害が発生。最新の被害では、市内在住の無職女性(90)が銀行協会を名乗る男らにキャッシュカード2枚をだまし取られた。
 その際に用いられた手口は、「電話を切らせない」というもの。これまで多くの事例が報告されていた登場人物が多数の「劇団型」の手口ではなく、少数による犯行だったことについて同署の担当者は「これまではあまり多くなかった犯行事例」と注目。多くの登場人物が代わる代わる電話をかけてくる事例は現実感が増す反面、考える時間、誰かに相談する時間が出来ることで犯行が未遂に終わることがあった。それに比べると、一回の電話でキャッシュカードの受取りにまで及んだ今回のケースは、「非常に強引な手口」だと言える。
 この事例では被害者は1時間近くも話し続けられ、通話の最中に来訪した男にキャッシュカードを手渡し、だまし取られた。同署では、警察に通報する機会を与えないこうした手口が増えてきていると、更なる注意を呼び掛けている。



【社会全体で被害を防ぐ・園児らも奮闘】



 特殊詐欺被害撲滅キャンペーンには、関係機関を含めておよそ60人が参加。三鶴幼稚園の園児32人は、京都府警のキャラクターである「まろん」「みやこ」を描いた面をつけて参加した。
 園児らは元気な声で「家族をまもっTel[テル]しよう」と連呼。共に参加したちゃったマンらと、買い物客にリーフレットを配るなどした。
 京都府警では「特殊詐欺を発生させない」という社会気運の醸成を警察から積極的に発信するため、公的年金支給日を「家族を守っTelの日」として制定。「あなたの電話が家族を守ります」と、家族間のコミュニケーションの活発化を呼び掛けている。
 園児から手渡されたリーフレットを笑顔で受け取った買い物客は、「社会全体で詐欺被害を撲滅する必要がある。自分自身も取り組んでみたい」と話していた。