高専でJICA研修

高専でJICA研修

投稿日時:2019年7月12日

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玉田教授の講義を聞く研修生

 独立行政法人国際協力機構(JICA)が主催する2019年度のJICA研修(都市内道路整備コース)の研修生が4日、舞鶴高専社会基盤メンテナンス教育センター(iMec)を訪れ講義を受けた。各国の参加者たちは地方自治体における橋梁メンテナンスの現状や課題について理解を深めていた。
 JICA研修の同コースは、都市内道路整備の課題に対する日本の取り組みを学び、整備能力の向上を図ることを目的に毎年開催している。
 イラク、イエメン、ベトナムなど5カ国の技術者6人が参加。同センターの玉田和也教授を講師に、都市内道路整備について舞鶴における取組みなどの講義が行われた。
 講義では、現在市は834基の橋を管理しており、多くを1970~80年代にかけて建設。今後、50年以上経過する橋が増加する一方、維持・管理する技術者の減少や、財政面での課題などを説明した。
 昨年4月に起きたミャンマーでの吊り橋の崩落や、8月にイタリアで起きた高架橋の崩落を例に、メンテナンスの必要性を強調。「構造物の成り立ちや気候など、地域のことに熟知した技術者が見守り、メンテナンスすることが大切で、そういった技術者の養成が求められている」と話した。
イエメンから訪れたアハマッド・アダンさん(42)は「インフラの状態は地域で違い、その地に精通した技術者が必要だということを強く認識した。多くのことを学べたし、別の国の技術者とも情報を共有でき大変有意義だ」と話していた。
 午後は、iMec施設内にある実物の橋の劣化部材を用いて、コンクリート構造物の劣化について説明を受けたり、非破壊検査の体験学習をした。