市内初「地域未来牽引企業」に選出

市内初「地域未来牽引企業」に選出

投稿日時:2019年6月21日

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認定証を手にする田中社長

 経産省が公募し選定する「地域未来牽引企業」に、京田のパシフィックウエーブ(田中啓介社長)が選ばれた。平成29年度から始まった同事業では、これまで全国から3691社が選定を受けた。京都府下では通算86社が選定されているが、舞鶴市内からは初めてとなる。



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 東京一極集中の弊害が年々大きくなる現在、いかにして地域を活性化し、各地域から経済基盤の底上げを図れるかどうかが問われている。
 そんな中、昨年7月に「地域未来投資促進法」が施行された。同法は、地域の特性を生かした、地元経済への波及効果の高い高付加価値事業を創出できる企業を支援するための法律となっている。「地域未来牽引企業」は、同法を推進する上での、地域でのフラッグシップ企業という位置づけで選考された。
 これまで京都府下から選ばれた86社のほとんどは京都市内の企業であり、府北部からの選出は1割程度にとどまっている。その現状において、同社が舞鶴市内第一号の選出を勝ち取った意義は大きい。



【東南アジアで拡販へ】



 同社の製品「ジェルトロン」を活用したベッドマットレスは、垂直方向の荷重だけでなく、横方向の「ずれ」や「ねじれ」も吸収できることから、寝たきりの患者が体位変換を行わなくても床ずれを防ぐ効果がある。性能の高さが医療機関や介護施設から高い支持を受け、現在では国内の約300社の代理店のほか、海外でも代理店を通じて中国、香港、台湾、韓国で販売している。
 東南アジアでも平成29年からシンガポールで代理店を通じて販売を開始。今年3月には同国政府が提供する介護用品の購入補助対象に指定され、商品代金の最大9割が補助されるようになったという。
 高まる需要を背景に、同社はマレーシアに工場を設置する計画を進めている。



【新たな舞台へ準備万端】



 成長著しい同社が目指す舞台は整ってきた。今回の選出により、同社には補助金等の事業サポートが優先的に受けられる特典が付与される。
「舞台は広がっていくが、様々な取り組みを通じて、もっとお客様に近づいていきたい。お客様の悩みの解決を徹底的に目指していきたい」と田中社長は言葉に力を込めた。
 世界へ飛び出す舞鶴企業。その行く末にエールを送りたい。