令和 大改革の年へ~舞老連 総会で決意新た

令和 大改革の年へ~舞老連 総会で決意新た

投稿日時:2019年6月11日

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 舞鶴老人クラブ連合会(内海志伸会長)の総会がこのほど、文庫山学園で行われた。各クラブの代表者約50人が出席し、活動報告や会計などを承認。功労者に表彰状が送られた(文末参照)。会員数の大幅な減少で岐路に立つ舞老連は、今年を「大改革の年」と位置づけ、社会・地域に必要とされる組織に生まれ変わろうとしている。生き残りをかけた舞老連の取り組みを追った。



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 平成9年頃には200近いクラブと約1万人の会員数を誇った舞老連はいま、存続の危機にある。
 減少の原因は、経済低迷、退職年齢の引き上げ、役員の担い手不足など様々。
 なかでも、この5年間では約2000人が退会。急速に減少した。
 今年度発表されたクラブ数は52クラブで2241人。前年度比で3クラブ、88人が減少したが、過去の減少率に比べると大幅に改善された。
 内海均副会長は「改善の大きな理由は、市の補助金制度の見直し」だと話す。
 補助金は、国、府、市が3分の1ずつ負担。厚労省では補助の対象は老連の加入が前提としているが、市は、舞老連から退会したクラブにも補助金を出していた。加入の有無に関わらず助成が得られる仕組みだったことがクラブ数の減少に拍車をかけ、単独で運営するクラブが増加した。
 昨年9月の市議会定例会で肝付隆治市議が市に補助金制度について質問。制度の見直しに繋がった。
 新しい制度で、舞老連に加入することを条件にしたところ、2クラブ、75人が再加入。減少数に歯止めがかかり、大きな一歩となった。
 内海副会長は「今後も再加入するクラブが続いてほしい」と期待を寄せる。
 補助金の使途も見直した。舞老連主催のイベントの際、食事代は補助金から出す慣例が続いていたが、他市町村では個人負担が常識。クラブに理解を促した。
 府老連へおさめる負担金にも問題があった。会員数29人以下の場合。負担金は2000円とされているにもかかわらず、30人以上の負担金額6400円を払い続けていた現状が浮上。府老連は「舞鶴は市の補助金が出ている」という名目で改善を引き延ばしていたが、今年から見直されるようになった。
 こういった問題の背景には、「潤っていた財政時代の慣例」と、「舞鶴独自の組織のあり方」がある。他市では、社会福祉協議会(以下社協)に老連の事務局が置かれ、年間活動や会計は社協が決定する。シルバー人材センターの機能も有し、多くの市では、「社協」「老連」「シルバー事業」が一本化されているが、舞鶴は3者が独立している。
 独自の組織体制が、財政に余裕のあった時には問題にならなかった制度や慣例を生み、現在、様々なひずみを生みだす原因となった。



【休会クラブの復活を呼びかけ】



 多くのクラブが休会している一方で、「老人クラブのイベントに参加したい元会員たちの声が上がっている」と内海副会長は語る。
 こういったニーズに応えるため、昨年から未組織地区会員の募集を開始。クラブがなくても、イベントに参加できるようになり、「個人会員」入会の実績も出始めた。
 また、年2回発行する広報誌を民間に依頼。労力と経費が大幅に改善されたと同時に、休会クラブにも配布し、活動の周知を始めた。
 内海副会長は「老人クラブは様々なイベントを楽しむのと同時に、高齢化による独居老人の増加など、社会問題に対し行政と連携して対応していくことができる重要な組織。令和を大改革の年として舞老連を立て直し、この5年間で失った45クラブ、2000人近い会員を呼び戻したい」と力を込める。
 興味のある方は
 [お問い合わせ]TEL:0773・64・4060 事務局。



 会長表彰受賞者は以下の通り。
【育成功労者・10年以上】
 上林喜代野(溝尻中町寿会)
【クラブの活動が優秀な団体】
 福来団地シニアークラブ(小和田宏子会長)
【地域の活動に貢献】
 下安久金毘羅会(岩崎育生会長)▽引土福寿会(植田博行会長)▽寿町長寿会(村尾昌治会長)
 ▽朝来中むつみ会(大石昌矗会長)▽登尾・杉山鶴寿会(日向羨明会長)


(井上 務)