舞鶴とり貝組合 全国水産試験場長会会長賞受賞

舞鶴とり貝組合 全国水産試験場長会会長賞受賞

投稿日時:2019年3月15日

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舞鶴とり貝組合の川﨑洋平さんが「流通・消費拡大部門」で発表

 「第24回全国青年・女性漁業者交流大会」がこのほど、東京都で開かれ、京都府代表・「丹後とり貝」生産者グループ舞鶴とり貝組合の活動発表が、全国水産試験場長会長賞を受賞した。
 同大会は、全国の若手漁業者が交流し、参加者間の知識や情報を共有するとともに、日頃の研究、実践活動の成果を発表するもので、活動内容により5部門に分かれて、取組事例37のプレゼンテーションが行われた。
 舞鶴とり貝組合の事例は、『「丹後とり貝」生産20年の歩み~生産拡大・安定化、ブランド化に取り組んで~』と題して、同組合の川﨑洋平さんが、第3分科会「流通・消費拡大部門」で発表した(写真=京都府水産事務所提供)。
 平成11年、府が開発した全国初の技術をもとにした育成トリガイの生産を舞鶴湾で開始。ブランド品を目指し「丹後とり貝」と命名した。育成技術の習得・向上に努めながら、府内での種苗供給体制や育成いかだ整備支援を受けて、舞鶴湾の他でも生産拡大を進めた。同時に実効性のある出荷規格や検査体制の検討を行い「京のふるさと産品」認証を取得。さらにブランド管理と生産安定化を模索、低密度飼育や育成コンテナ水深調整にICT技術導入するなど品質確保を進め、平成24年には1億円産業にまで育てた。この成果は「京鰆」など府水産物のブランド化事業の本格化に強い影響を与えたと説明がなされた。
 今年で20年に及ぶこの活動は、研究機関との連携、科学的な調査研究に基づき、地域漁業の振興と漁村の活性化に積極的に取り組んでいる事例だとして、全部門から1点にだけ授与される全国水産試験場長会長賞に選ばれた。
同組合は今後、生産金額2億円達成を目標に、品質管理をさらに徹底、「丹後とり貝」の安定生産に努めたいと話している。